伊坂さんが大学生の時に生まれて初めて書いた短編をリメイクしたもの。
クリスマスにある男を尾行する探偵。その探偵にはクリスマスに苦い過去がある。尾行途中で出会った謎の男と話すうちに、その苦い過去の思い出が違う様相を示してきて・・・。
本当は12月、それもクリスマス前に読みたかったんですが叶わず。年明けに読むという、ちょっと残念な読書でした。でも!内容は、もちろん残念ではなく(笑)絵本だと思って読んでたら、思ってた以上にボリュームがあって読み応えがありました。
そう、読み応えがあったんですよね。「絵本」という体裁ですが、この文字数や内容だと小さい子供にはちょっと難しいかもなぁと思いました。これは大人向けの「絵本」ですね。
伊坂さんらしくミステリー要素もあって面白かったです。
探偵の尾行相手、その人物に纏わる過去の出来事が、謎の男の語りによって印象が変わっていく。真実が解き明かされていく。その見事さに、思わず引き込まれて、おぉ~!と感嘆の声を上げてしまいました。
素敵なクリスマスの物語でした。
(2018.01 読了)
2018年01月24日
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『クリスマスを探偵と』/伊坂幸太郎(文)・マヌエーレ・フィオール(絵) 〇
Excerpt: 伊坂幸太郎さんが大学一年生の時に書いた短編小説をもとに、挿絵を入れ〈クリスマスのプレゼント〉に出来る形にした、伊坂風〈聖夜の奇跡〉の物語。 絵本という形でありますが、大人にも読み応えある『クリスマスを..
Weblog: 蒼のほとりで書に溺れ。
Tracked: 2018-10-07 12:02
私も11月に読んだのでもっとクリスマスに近かったらなぁと思いましたけど、しょうがないですよね(笑)
絵本ではありますけど、文章は多いですし中身もなかなか大人な内容で、子供向きではないですよね^;読み応えがありました。
中身もしっかりミステリで、楽しめました。
最後はおお!ですよね^^
素敵な物語でした。
ちょうど良いタイミングで読むって難しいですよね^_^;
文字数も内容も大人向けでしたよね。絵本だと思って読み始めたら、思ってた以上に読み終わるのに時間がかかりました^_^;
ラストで思わず声がでちゃいますよね!ホントに素敵な物語でしたね♪
すずなさんも、若干ズレた時期に読まれていたのですねー
私は、完全に読む時期を間違ってます(^-^;
もうちょっと冬の時期に読みたかったですー。
私なんか、残暑のクリスマスですよ(笑)。時季外れもいいところです( ´艸`)。
お父さんがあの扮装をで出てきたシーンには、ニヤニヤしてしまいました。その挿絵もなんだか可愛かったです。
青年は青年で「父の代からはあんな赤い服、着なくなったんですよ」とか言ってるし(笑)。
クリスマスやサンタの諸説も面白かったです♪