源氏物語を源氏の君を通じて姉妹となった女たちの告白。という体裁の物語。
思わずタイトルに惹かれて手に取った。光源氏とまぐわった者同士ということで、姉妹(しすたあず)。そんな目線で書かれた本書。途中、女たちの独白調になったりして、そうきたか!そうなるか!と、なかなか面白く読みました。こういう読み方をすると、源氏との関係を女たちがどう捉えていたのかが分かって、とっても興味深かった。
それにしても、酒井さんてば、ばっさばっさと源氏の君を切りまくってくれちゃって!この本を読んだ後には、漫画「あさきゆめみし」(大和和紀)なんて普通に読めないよーって感じです(笑)
そうそう。最後の座談会も女子会のノリで楽しかったなぁ。
(2017.04 読了)
2017年05月07日
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『源氏姉妹』/酒井順子 ◎
Excerpt: 水無月・Rは、アンチ源氏の君である。 女性にだらしがなく、自業自得なのに、なにかっちゃ「自分はかわいそうな男なのだ」とべそべそ泣いて、誰もが自分に靡くのが当然みたいな態度で常に自信満々。 イラつくわぁ..
Weblog: 蒼のほとりで書に溺れ。
Tracked: 2017-05-07 22:29
酒井さんの斬り捨てっぷりに、大喜びしながら読みました(笑)。いいぞもっとやれ!!
座談会、よかったですよねぇ、ホント楽しかったです(#^.^#)。
こちらにも、ありがとうございますm(__)m
酒井さんの容赦ない斬捨てっぷりに笑わせてもらいました。座談会も面白かったですよね~。