仙台にあるお寺にはお鈴さんという振り袖姿の幽霊が住んでいます。ある日、両親が離婚し母と暮らしていたカエデは、父が亡くなったことを知らせる手紙を貰い墓参りに出かけたのだが、そこでウッカリとあるお墓に躓いてしまったのです。そのお墓は江戸時代に未練を残しながら17歳で亡くなったお鈴さんのお墓で・・・。
うーーーん。
予想してたのと違ってたのもあり、ツッコミどころ満載なところもあって、ちょっと拍子抜けな感じでした。
奈美さんのエピソードは、あまりにもご都合主義な気がしてならなかったんですよねぇ。え、そんなにあっさり出会っちゃうの?見つけちゃうの?って、思わず突っ込んでしまいました。ラストの展開は好きだったんだけどねぇ。だから、余計に残念に思ってしまいました。
おまけに、いつの間にか、泰平さんや石川先生がお鈴さんのことが見えるっていうのをエリカ達が知ってることになってるし。いつの間に?そこ、すっごい大事だから!その経緯を説明してくれよー!みたいな。なんだかね、ちょっとね、作者に裏切られたような気分になっちゃいましたよ。
その後の泰平さんのお話やエリカの幼馴染のお話は、それなりに楽しめました。だからこそ、余計に最初の方がねぇ・・・。
まぁ、サラリと読めるお話ってことで、手軽な感じではあったけど。タイトルとあらすじで期待が大きすぎました。ちょっと残念。。。
第一話 うらめしや
第二話 彼女の恋は
第三話 親友だよね
第四話 さよならのかたち
(2016.03. 読了)
2016年05月16日
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堀川アサコ 『おせっかい屋のお鈴さん』
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