「校閲ガール」の第二弾。・・・というよりも、スピンオフ短編集って感じかな。
1作目のタイトル↑にリンクを張ろうと思ったら、記事を書いてなかったようで・・・。うわ、ビックリというかガックリ。読んでます。とっくに読みましたよー!えっと・・・いつか記事を書けるかな、書けるといいなぁ・・・。
ファッション誌の編集者になりたい校閲部の河野悦子。1作目は彼女目線で書かれた連作集でしたが、今作は彼女が勤める景凡社の同僚、上司、作家などが語り手となっていました。みんなそれぞれ人には言えないような過去を持ち、個性的で、そして必死で。読んでいて、そんなみんなに「がんばれー!」と声援を送りたくなりました。
それにしても、校閲部部長(第五話 校閲ガールのまわりのファンジャイ)の過去が一番、衝撃的で印象的。そんな過去が・・・と思わず絶句しちゃったよ。そして、切ない再会。こういう再会じゃなく、もっと早くなんとか出来なかったのかなぁとも思うんだけど、やっぱそれは難しいかな。
出版社の様々な部署の人が登場するので、出版社のあれこれも書かれていて、なかなか興味深くも読めました。
続編、出ないかなぁ・・・。
・第一話 校閲ガールのまわりのガール・森尾
・第二話 校閲ガールのまわりのガールなんだかボーイなんだか・米岡
・第三話 校閲ガールのまわりのガールというかウーマン・藤岩
・第四話 校閲ガールのまわりのサラリーマン・貝塚
・第五話 校閲ガールのまわりのファンジャイ
・番外編 皇帝の宿
・おまけマンガ
(2016.02.01 読了)
2016年02月11日
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「校閲ガール ア・ラ・モード」 宮木あや子
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Tracked: 2016-02-28 01:59
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Tracked: 2016-03-13 13:10
『校閲ガール ア・ラ・モード』/宮木あや子 ◎
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Weblog: 蒼のほとりで書に溺れ。
Tracked: 2016-05-09 17:34
どの人の回も色んな想いがあって読んでいて面白かったのですが、やっぱり部長のところが1番衝撃的でしたよね^^;
なんだそのドラマのような展開は!!って突っ込みましたもん^^;あの小説家に関しては女優かよ!とも思いました。でも、2人の再会は切なかったですね。
悦子のこれからも読みたいですし、今回の皆さんのこれからも気になります。前振りもありましたし^m^ぜひまた続編を出してほしいですね。
部長の章は衝撃的でしたよねぇ。たしかに、小説家というよりも女優と言った方がピッタリな感じでしたね。
今回はスピンオフでしたが、次は悦子を主人公にしたお話が読みたいですね!楽しみに待ちましょう♪
エリンギ部長、びっくりですよねぇ…。
ソーゼツ(^_^;)。
それ以外も、本郷先生のエロミス転向に一枚噛んでたり、若者たちを色眼鏡ナシでちゃんと見て評価してたり…いいオジサマだと思いました!
でも、何はともあれ私は、木崎(『セレモニー黒真珠』の!)に一瞬の出演に狂喜乱舞いたしました(笑)。
あとがき漫画で「次、出ますかねえ」とあったので、きっと出ると期待してます!
エリンギ部長の過去にはびっくりでしたよねぇ(^-^;でも、そんな過去を持ってるからこそのいいオジサマっぷりなんでしょうね~。
私も木崎の登場に「おー!」と喜びました(笑)一瞬でもうれしいですよね。
続編楽しみですね!!