「コンビニたそがれ堂」シリーズ愛蔵版。
今まで発表されたシリーズの中からチョイスした作品に書下ろしを加えたもの。
ほとんどが既読でしたが、1編でも書下ろしが収録されていると言われれば「読まねば!」ですよねぇ。ということで、手にしました。既読ではあったんだけど、懐かしいもの、印象に残ってたもののオンパレードで楽しめました。楽しめたというか、じんわ~り涙腺を緩ませながら読んだんだけどね。
既読のお話も良かったんだけど、やっぱり書下ろしの「天使の絵本」が良かった。老大工が孫たちへのクリスマスプレゼントを探している時にたそがれ堂に迷い込んで(?)語り始めた、少年時代に出会った少女とのエピソード。温かく優しく、そしてちょっぴり切ない物語。じわじわと沁みるお話でした。
エピローグの風早三郎のお話も良かった。たそがれ堂の成り立ちが読めて嬉しかった。そして、もっともっと三郎と人々のお話が読みたくなりました。シリーズ続編を是非!!
というか、風早の街の他シリーズも読みたくなりました。いつか読みたいと思いつつ、なかなか手が出せないでいるんですが、今年こそは手に取りたいです。
・あんず
・人魚姫
・星に願いを
・天使の絵本
・花明りの夜に
・エピローグ 風早の伝説
・創作メモ ~後書きにかえて
(2015.04.24 読了)
2015年05月06日
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