2015年02月17日

あぽわずらい あぽやん3(新野剛志)

シリーズ3作目。

遠藤の勤める大日本航空が事実上の倒産で、カウンター業務が委託されることになり、遠藤たちは春以降は転勤となる。その、委託移行に伴う仕事に取り組むうちに次第に遠藤の心が疲れてしまい・・・。

いつの間にやらドラマ化されててビックリしました。ま、当然ながらドラマは見てないけどね(笑)

最初の巻とは、ちょっと雰囲気が変わってきたかなぁと思える巻でした。”空港で起きる騒動に必死で対処するあぽやんたち”だったのが、”会社の経営悪化でそれに振り回されるあぽやんたち”という感じでした。読んでて、ちょっとシンドイなぁと思える部分もあったのでした。

頑張って、頑張って、頑張って・・・フトした瞬間に、ぷつりと切れる。切れちゃったら、自分では、もうどうしようもなくなってしまう。切れる前に、なんとか出来ればよかったんだけど、状況がそれを許さなかった。自分は大丈夫だと思っていた・・・。そんな遠藤の姿が痛々しかったです。

でも、遠藤のことを信じる森尾さんと仲間たちの様子や、占い師やマッサージ師として光春に癒されたりもしました。それにしても、何気に光春って凄い!私もガチガチに固まった身体を光春にほぐして欲しいよー!と切実に思ってしまいました(笑)

これって、シリーズ最終巻になるのかなぁ・・・。出来るなら、その後の遠藤の様子も読んでみたいものです。




(2014.08.01 読了)





あぽわずらい あぽやん3
文藝春秋
新野 剛志

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ラベル:読書 著者(さ)
posted by すずな at 12:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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