騙されて江戸に来たお末の奉公先は連れ込みまがいの料理屋。料理も味も接客も三流の料理屋だったか、若旦那の奮闘もあって、しだいに名店と呼ばれた昔を取り戻していくが・・・。
人情物の料理屋の再生物語だと思って読んでいたら、いきなりの復習劇のミステリー調になってびっくりでした。でも、思ってた以上にドキドキハラハラ出来たりもして、その驚きが嬉しさに変わったので良かったけどね。
それにしても、若旦那のことを思うと切ないです。復習したくなる気持ちも分かるけれど、でも、やっぱり・・・ね。怖いなぁとも思ってしまいます。若旦那のそういう面も見てるのに、最後はまさかの展開で二度ビックリかな。お末は強く、そして優しい娘だなぁと思いました。
でも、ドロドロした終盤を払拭するようなラストで良かったです。
(2014.06.26 読了)
2015年01月24日
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください
この記事へのトラックバック