あの時のあれはどういうことだったんだろう。時が過ぎ、その真相が解き明かされていくというミステリー短編集。
時を経て知らされた真実に、月日が流れたからこそ・・・というものもあれば、あの時、それを知っていれば・・・というものもある。本当のことを知るというのは大事だとは思うし、個人的には本当のことを知りたいとは思うんだけど。でも、知らないままでいたほうが良かったということも、時にはあるのかもしれないなぁと思いました。とはいえ、ほとんどは分かって良かったと思うんでしょうけどね。
そんな過去の出来事の真相が時を経て明かされる短編集。大崎さんらしく、優しさに溢れていて、でも切ないものもあって、ほろりとしたり、ホッとしたりしました。
・「沙羅の実
・君の歌
・雪の糸
・おとなりの
・野バラの庭へ
(2014.06.24 読了)
2015年01月24日
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Tracked: 2018-08-31 04:48
どの作品も良かったですよねー。時間が経ったからこそ言えることってありますよね。今回はそんな作品ばかりでした。そして大体がちゃんと知ることが出来て良かったと思える作品ばかり。読み終えた後にほっこりしました。
大崎さんの書く世界観が大好きです^^
いえいえ、いつもありがとうございます!
どれも良かったですよねー!じわりじわりと沁みてくるお話ばかりでした。
大分遅ればせながら、大崎さんの優しいミステリーを読みました。
ラストにホッとできるのは、いいですよね♪
ちょっとドキリとするのもありますが、大崎さんらしい優しいミステリーでホッとできましたね~。