シリーズ3作目。
自殺と断定された夫の死の真相を求め手段を選ばず追い続ける警視庁上野署の八神瑛子。いよいよ真相へと近づいていくが・・・。
2作目までで結構、風呂敷を広げていたような気がしてたので、本当にこの1冊で終わるのかな!?とドキドキしてたんですが、本当に終わってしまいました(笑)それまでが濃密だった分、呆気ないくらいにさらっとラストを迎えちゃったなぁという印象。でも、物足りなさとか、そういうものは感じることは無く、最後まで楽しめました。
なんといっても、八神の真相を掴むためには手段を選ばないというポリシーに脱帽。それだけ、旦那さんへの想いが深かったということもあるだろうし、刑事として真相を掴みたいという矜持みたいなものもあったのかなぁと思った。でも、そこまでしないと真相には辿りつけないというのは、そこに属する者としてどうなんだろう。私だったら、組織に絶望してしまって、真相にたどり着く前に挫折しちゃってたような気がします。まぁ、それだけ旦那さんへの想いが強かったというのが一番なんだろうけどね。
真相までたどり着いちゃったので、もうどうにもならないとは思いつつ、もうちょっとこのシリーズを読みたかったなぁというのが正直な気持ち。瑛子を主人公とした新たなシリーズが始まってくれると嬉しいなぁ。
(2014.06.05 読了)
**アウトバーン 組織犯罪対策課 八神瑛子
**アウトクラッシュ 組織犯罪対策課 八神瑛子Ⅱ
2014年12月16日
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