2014年11月20日

かたづの!(中島京子)

江戸時代初期、東北に実在した南部藩の女大名を描いた物語。

男性だけだと思っていた大名に女性がいた!?これって、実話?それとも創作?どっち??と驚きながら検索したら、実在の人物でした。ホントにいたんだ!!と、それはそれは驚きの事実でした。そして、その驚きも相まってすっごくワクワクしながら読み始めました。


いや~面白かった!
ついついのめり込んで一気に読んでしまいましたよー。

語り手が羚羊(かもしか)というのも面白い。それも”一本角”の羚羊。死してから南部の秘宝となった片角様。彼が語る、八戸南部氏20代当主である直政の妻で21代当主となる袮々の生涯。

夫や幼い子供を殺されながらも従わなければならない理不尽。藩を守るために犠牲にしなければならなかった様々なこと。それでも、強く、慎重に、でも時には大胆に、藩を守るために様々な事柄に立ち向かっていく。強いなぁと感心しつつ、でも、心の奥底にある悲しみを思うと切なさでいっぱいになりました。強くあり続けなければ、生きていけなかったんですもんね・・・。

元々、歴史物が好きだったのもあるんでしょうけど、最初から最後まで貪るように読んでしまいました。袮々が亡くなった後の、片角様の行く末や想いがまた切なかった。片角様って今も実在してるんでしょうか。いつか、見れるといいなぁ・・・。


(2014.10.24 読了)





かたづの!
集英社
中島 京子

Amazonアソシエイト by かたづの! の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

ラベル:読書 著者(な)
posted by すずな at 12:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。