6編の短編集。
きた!きたきたきた、きたーっ!と、心の中で喝采を叫びながら読みました(笑)いや~もうね、こういう感じ、本当に大好き。こういう米澤さんを待ってたよー!と、大喜びで読了しました。
今までも再三、書いてますが、短編集は苦手なんですよね。途中で、集中力が途切れちゃうっていうか、飽きてきちゃうっていうか・・・、そんな感じで。でも、こういう短編集なら大歓迎!ゾクゾクして、ぞわぞわわわっとくるのが堪らなかったです。この黒さはクセになりますねー。でも、その分、後味はめちゃくちゃ悪いんだけどね~(笑)
どれが一番好きだったかなぁと考えたんだけど、それぞれにそれぞれの魅力があって、どれも大好き!としか言えないなぁ(笑)
強いて言えば、現実にこんな人が警官になってるかもと想像したらゾッとした「夜警」。オンナっていくつでもオンナなんだなぁと同性ながら怖かった「柘榴」。うっわ、そうきたかー!とぞぞぞっとした「関守」の3編が特に印象深かったかな。でも、他の3編も負けず劣らず良かったです。
また、こんな短編集を読みたい。あ、もちろん長編でもいいんですけどね(笑)
・夜警
・死人宿
・柘榴
・万灯
・関守
・満願
(2014.04.28 読了)
2014年08月11日
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満顔 米澤穂信
Excerpt: 満願著者:米澤 穂信新潮社(2014-03-20)販売元:Amazon.co.jp 人生を賭けた激しい願いが、6つの謎を呼び起こす。期待の若手が放つミステリの至芸! 人を殺め、静かに刑期を終えた妻の本..
Weblog: 苗坊の徒然日記
Tracked: 2014-08-11 20:53
「満願」感想 米澤穂信
Excerpt: 面白かったです。
Weblog: ポコアポコヤ
Tracked: 2015-11-25 14:27
米澤さんの作品は長編も良いですが短編も良いですよね~!!
どの作品も良かったです。決められません~^^;
「夜警」もぞぞっとしましたし、「柘榴」も怖かったですねー。
あぁ、でも「関守」も怖かったです。って言ってること同じですね^m^
米澤さんの作品なら短編でも長編でも読みたいです^^
米澤さんは長編も短編も良いですよねー!
この短編もぞくぞくしながら読みました。ホントに、どれも良くって順番は付けられませんね。
新刊が待ち遠しいですね~。
うわっつ、私も同じです。
短編って、ちょっと大変なんですよ・・・。
長編の方が助かるわ。
でも、この本は、とっても面白かったです。
また米澤さんの他の本にもトライしてみたいです。
おすすめとか、ありますか?
latifaさんも短編集が苦手なんですね!私は、こう細切れっていうのがどうも得意じゃないらしくって・・・。長編のようにガッツリはまり込んで読みたいようです。
そういう私でも、同じくこの短編集は楽しめました。ぞわぞわしましたね~。
米澤さんは私もコンプリートはしてなくて、ぼちぼち読んでるところなんですよー。その数少ない中だと「折れた竜骨」でしょうか。ちょっとファンタジー要素も入ってるので、それが苦手じゃなければおススメです!
短編集は集中力が途切れる、
ああ、解りますね 笑
でもこの作品は全く途切れることがありませんでした。
重くて暗かったけど、見事な作品集でした!!
短編集は1編終わったところで、ちょっと一息ついてしまう感じなんですよねぇ^_^;でも、この作品は最後まで一気に読めました。重く暗いのが堪らない作品集でしたね!