切ないけど、優しい。そんな素敵な物語。
夏休みを祖母の家で暮らすために”風早の街”にやってきた中学生の瑠璃。そんな彼女が出会ったのは、どんな本でも魔法のように修復する造本師のクラウディアさんだった・・・。
タイトルの「ルリユール」というのは、フランス語で手工芸的な製本技術のことなんだそう。ということで、本好きにはちょっと堪らない1冊でした。
村山作品の多くの舞台となっている風早の街なので、もちろんファンタジー要素も万遍なく、瑠璃が出会ったクラウディアさんもちょっとミステリアスな存在。内容もさることながら、彼女の正体って、本当は・・・とそっちの方もすごく気になりながらの読書となりました(笑)
村山作品らしく、優しいながらも、リアルな切なさや悲しみを感じて胸がぎゅーっと痛くなる。でも、読了後にはほっこり温かい気持ちになれる1冊でした。
続編が読みたいなぁ・・・。
(2013.12.16読了)
2014年05月05日
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ルリユールというタイトルですぐに読みたい!と思っちゃいました^^「ルリユールおじさん」という絵本があるのをご存知ですか?本の製本の仕方が細かく書かれていて面白いですよ^^機会がありましたら是非。
瑠璃もクラウディアも素敵な女性でした^^二人とも心がとても綺麗でした。
瑠璃が活躍するお話をまたみてみたいなと思います。
風早は「コンビニたそがれ堂」シリーズの舞台となっている街なのです。他の作品でもありますけど。宜しければ、ぜひ、お手に取ってみてください!
その絵本は知らなかったです。すごーく興味があります。今度、探してみますね!
続編、読みたいですねー。読めるといいですね。