2014年05月03日

よろしくたのむぜ、サンタクロース(籾山市太郎)

初読み作家さん。・・・たぶん(笑)最近、ちょっと自信がないのですが、この作家さんは正真正銘の初読み作家さんだと思います、はい。

地方都市である磯原市(通称いそっぱら)を牛耳る会社「たたらフーズ」のワンマン社長が、ある日突然「いそっぱらを一年中クリスマスにする!」と宣言。社長の指示に社員はもちろん、市長や議員たちも右往左往。指示を出した多々良萬福の真意は・・・。


面白かった!
確かに多々良社長の指示は突然で突拍子もないものだったけど、それがどう繋がるのか、真相はなんなのか、もうね、わくわくドキドキしながら読みました。

冒頭に書かれている「御用聞き応接室」の様子から、もう目が離せないって感じでしたね~。今思い返しても、多々良社長の「ざーんねーん」「おーっけー」が頭の中でこだまする(笑)そんな感じで楽しいお話でしたが、その判定基準と一年中クリスマスの指示の真相が分かってくる終盤はジーンとして思わず涙腺が緩んでしまいました。読み始めた時は、まさかここまで心に沁みる話になるとは想像も出来なかったです。

ご都合主義と言われればそれまでなんだけど、そんなこと気にならないくらい楽しい1冊でした。すごく面白かった!



(2013.12.12読了)






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ラベル:読書 著者(ま)
posted by すずな at 05:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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