このタイトルが目に入った途端、「読まねば!」と思いましたよ~(笑)ただ、小説だと思ってたけど、エッセイだったのにはちょっと躊躇したんですけどね。でも、好きな作家さんもいらっしゃったし、「やっぱ読まねば!」と思って手に取りました(笑)
タイトルから、お酒にまつわる失敗話だと思ってたんですよね。ところが、お酒にまつわるエッセイということで、「泥酔」にまつわるエッセイではなかったんですよね。つい泥酔してしまってやっちゃった;;;・・・ってなお話だと思ってたんですが、そうではなかったのがちょっと期待はずれというか、残念だったというか・・・。
まぁ、それでも、面白かったのは面白かった。飲める人もいれば、飲めない人のお話もあったり、自分の”飲む”姿勢というかね、そういうことを語ってる方もいらっしゃって。お酒にまつわる、色んなお話を読めたなぁという印象。
共感したのは、やはり室井滋さんかな~(笑)”ザル女”と噂されてはいるけれど、家ではほとんど飲まないとかね。どれもこれも「そうそう。私も、私も!」ということばかりでした。ぶっちゃけ、私もお酒は好きで飲むほうです(笑)おまけに、いくら飲んでもちょっと陽気になるくらいで、見た目はほとんど変わらない(若い頃は頬がほんのり赤くなる人が羨ましかった;;;)ので「ザル」と呼ばれてたんですよね。でも、晩酌なんてとんでもない!って感じだし、自宅で飲むのも月に1回あるかないか・・・って感じなんだよねー。なので、室井さんのエッセイは読みながら、すごぉーーーく共感したし、一番、印象に残りました。
あと、しをんさんのおばあさんのお通夜の席でのお話も印象に残りました。ちょっと前に読んだエッセイの中で、そのおばあさんと同居してた時期があって、その頃のお話も書かれてたんですよね。なので、あのおばあさんのお通夜や葬儀のことかぁと、感慨深いというかね、ちょっとしんみりしたりもしました。ただ、エッセイの内容はお酒を飲める親戚と飲めない親戚の対比がユーモラスに書かれていて、思わず楽しく読んでしまったんですけど・・・。
それから、飲めない人の辛さっていうのも「確かになぁ」と思えました。酔っ払っていく人に合わせてテンションを上げていかなきゃいけないってのはしんどかったりするよなぁと。
タイトルのように「泥酔懺悔」してる方は・・・いらっしゃらなかったように思いますが、お酒にまつわるあれこれを読めて楽しめました。
ちなみに、ほんの蛇足ですが。私はお酒は強い方ですが、いくつかやらかしてしまった経験があるので、書け!と言われれば、「泥酔懺悔」が書けます。いや、本当に蛇足ですけどね(笑)
・無理(朝倉かすみ)
・下戸の悩み(中島たい子)
・初めての飲み会(瀧波ユカリ)
・だめなことは、悪いことではない(平松洋子)
・ザル女という噂(室井滋)
・酒瓶にも警告ラベルを!?(中野翠)
・名女優(西加奈子)
・ひとりでお酒を飲む理由(山崎ナオコノーラ)
・下戸一族VS飲酒派(三浦しをん)
・白に白に白(大道珠貴)
・損だけど(角田光代)
(2012.11.28読了)
ラベル:著者(アンソロジー) 読書
すずなさんは結構お酒飲めるんですねー。
私も懺悔って書いてあるから失敗談かなと思っていたのですが、違いましたね。面白かったです^^
しをんさんのエッセイは同じく別のエッセイでおばあさんが亡くなったのを知ったので、そのことについて書かれていたので、読んでよかったと思いました。相変わらずのしをん節でしたけどね^m^
それなりに飲めます(笑)
お酒での失敗談だと思ってたので違ってたのはちょっと残念でしたが、これはこれで面白かったですね~。
しをんさんのおばあさんについては、私も読めて良かったと思いました。しをん節でしたけどね(笑)