あーっ、電話ボックス!!
思わず叫び声を上げるところでした。第Ⅰ部の冒頭でそんな描写がありましたねぇ。怒涛の展開に、そんなことがあったことをすーーっかり忘れてました。てか、それが、ここまで重要ポイントになってくるとは思ってもみなかったってのも正直なところです。そうか、もしかしてあそこから電話を掛けてたのは・・・。
副題通り「決意」の巻でした。自殺だとされていた男子生徒の転落死が、様々な波紋を呼んで、もうどうにも収拾がつかなくなってきた時、立ち上がったのは渦中の中学生達。いやいや、すごい中学生ですね。本当の中学生もここまで出来るのかな、という疑問も無きにしも非ずですが。でも、文中で語られる中学生達はかなり等身大な感じで、こういう事件に巻き込まれたら、こんな風に立ち上がる生徒達だって出てきても不思議じゃないなぁ、自然なことかもなぁと思えました。
残念だったのは、涼子が弁護側から検察側になってしまったことかな。でも、だからこそ、見えないはずのものまで見えてくるのかもしれないなぁという期待も生まれました。てか、真相が分からなくなってきたんですけど。どうも、最初に思っていたのとは違う真相に辿り着きそうなきがします。
そして、弁護人となったのは他校生の神原。彼は、すごく切れ者で良い生徒だなぁと思ってたんですが、だんだんと雲行きが怪しくなってしまいました。ぶっちゃけ、かーなーりー怪しい。なんだか、とてつもない真実を隠してるような、そんな感じですねぇ。
そんなこんなで、第Ⅱ部もかなりのボリュームでしたが、そんなことは気にならず読了。もうね、どんな結末を迎えるのか、全く予想がつきません。どんな結末が待ってるんでしょう。ワクワクよりもドキドキです。
(2012.11.03読了)
2012年11月25日
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Tracked: 2012-11-25 19:51
メンテナンスをしていたんですね。すずなさんが更新してないな~どうしたんだろう~って思ってたんです。11月の初めころでしたっけ?
Ⅱ部も読まれていたんですね^^今回もなかなか重たかったです。読み始めるまでは時間がかかりましたが読み始めたら割と早かったです。この気持ちはⅢ部まで続きます^^;
神原君、怪しいですよねー。何を考えているんだろうってドキドキしました。涼子も聡明だけど飲まれるんじゃないかって心配しちゃいますよね、検事側になっちゃいましたし。
あんまり書くとネタバレしそうなので止めときます^^Ⅲ部の感想も楽しみにしていますね。
そうなんですよー!調子が悪くてメンテナンスが続いてて、なかなか更新が出来ませんでした;;;お陰でいまだにUPしなきゃいけない記事が溜まってて必死です^^;
神原くんが怪しすぎて、もう絶対に何か隠してるでしょ!?と詰め寄りたい気分です(笑)涼子に対して思わず「負けるなー頑張れー」と声援を送っています^^;
今、Ⅲ部を読み始めたところなので、感想はしばしお待ちくださいm(__)m