「僕僕先生」シリーズ第6弾。
前作でも書いたような気がしますが、シリーズ6作目ですよ!すごいですね~。まさかこんなに続くシリーズになるとは、本当に思わなかったです。6作目かぁ・・・となんだか、しみじみしながら読みました。
今回はまた、スケールの大きな話でした。湖底に眠る「鋼人」を探し出し、それを目覚めさせなければ村が滅んでしまう・・・というもの。
その鋼人探しで活躍したのは、王弁じゃなく劉欣だったというのが意外な展開でした。前作で大活躍して、成長も感じられて「今後が楽しみー!」と思っていた王弁だったんだけど、これがまぁ、今作ではまたしてもヘタレキャラに逆戻り?って感じだったんですよねぇ(笑)劉欣の活躍は、それはそれで楽しかったし、嬉しかったりもしたんだけど、王弁の見せ場がなかったのは残念でした。まぁ、そこが王弁の魅力だと言えばその通りなんですけどね。相変わらず鈍いのはそのまんまだったし(笑)
ということで、今作で大活躍した劉欣。蒼芽香を始め、子供たちに大人気なのが、読んでいて微笑ましいというかね、うふふふ。と思わず嬉しくなっちゃいますね。素直じゃなくて、一筋縄ではいかないけれど、すーっかり旅仲間の一員です。てか、気付けばかなりの重要キャラになってました。今回は大活躍だったし。
今回、新たに登場した宗格之と紫蘭の二人でしたが、この巻だけなんでしょうか。これで、消えてしまうにはちょっと惜しいキャラのような気もしないでもないですよねぇ。胡蝶関係で、また再登場しそうな気もするんだけど、どうかなぁ。
そういえば、胡蝶の頭についても、ちゃんと描かれたのは今回が初めてだったような気がするんですけど。(・・・私が覚えてないだけ?その点についてはちょっと自信がありませんが;;;)これから、ますます彼らの陰謀やら命を狙われたりと、あまり歓迎できないような絡みが多くなって、ドキドキの展開になるんでしょうか。それはそれで面白そうだけど、王弁が遭遇する不思議なファンタジーって位置付けも捨て難いんですよねぇ。どちらも、バランス良く含まれるお話になるといいな。
・・・と、読者の我侭をつぶやきながら、続編を楽しみに待ちたいと思います(笑)
(2012.06.09読了)
2012年06月17日
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Weblog: 苗坊の徒然日記
Tracked: 2012-06-17 09:59
第6弾なんて凄いですよね^^
読むたびに主要メンバー以外の事は忘れているのですが。
王弁、前回がなかなかかっこよかったのに、ヘタレに戻っちゃいましたよね。意外と先生が側にいちゃうとダメなのかもナンテ^^;
こんなに長いシリーズになるとは思わなかったですね~。私も主要メンバー以外は忘れてます^^;
せっかく前回は王弁を褒めたのに(えらそう^^;)またしてもヘタレにもどっちゃって…残念と言えば残念ですけど、ま、王弁らしいといえば王弁らしかったですね(笑)
先生に甘えちゃうんでしょうか^^;