出版社の辞書編集部を舞台に辞書作りに打ち込む人々を描いた作品。しをんさんってば、またまた地味ぃ~なお仕事にスポットを当てて、熱く語ってくれたな~と思える作品でした。
なんと言っても、馴染みのない「辞書編集」というところに興味津々、わくわくしながら読み始めました。・・・こんなに大変な仕事だとは思わなかった;;;というのが、正直なところです。もちろん、簡単な仕事なんてない、というのは分かってますが、1冊の辞書を作るのがこんなにも煩雑で、忍耐が必要だなんて!書かれていることを読めば、確かにその通りだよなーと思うんだけど、それを実際にやるとなると・・・;;;辞書に載せる言葉の選定、文章、例文、字数、そして、辞書に使われる紙、などなど・・・。気軽に使っている1冊の辞書に、どれだけ沢山の人々が関わり、どれだけの思いが詰め込まれているのか。この作品を読み終わった後、使い込まれた自分の辞書を思わず手にとり、しげしげと眺め、表紙を撫ぜてしまいました。
辞書作りの裏側についてはもちろんながら、登場する人々がまたみな個性的で・・・。辞書作りに情熱を注ぎ込む編集者に、その彼が後継者にと選んだ若手編集員、辞書編集部の先輩、そして、日本語研究に心血を注ぐ老学者と、本当に変わり者ばっかり(笑)読みながら思わず「ぶぶぶ。」と笑ってしまったりもしました。が、若手編集員がだんだんと辞書編集の世界にのめり込んでいって、編集員らしく変わっていく姿は読んでいて楽しかった。運命の女性とのあれこれなんかは、思わず笑わせてもらったし。
いきなり月日が流れてるのにはビックリしたけど、辞書作りってそれだけの時間が必要なんだなぁと改めて、その大変さを実感したりもしました。最後は思わず涙・・・。じーんとしちゃいました。
そうそう!編集部の先輩が残したファイル!あんなのを作ろうと思った先輩に心から拍手です(笑)それも、後でちゃーんと登場して、ちゃーんと活かされて良かったです~。
彼らが作った辞書を、実際にこの手にとってみたいと思わせる、素敵な小説でした。うん、良かった!
(2011.11.14読了)




ホント、面白かった~!!ですよね。
この本を読むまで辞書を1から作り上げることの大変さを全く知りませんでした。
数年前に広辞苑が数十年ぶり?十数年ぶり?に改訂されたというニュースを見て、ずいぶん経ってから改訂が出るんだなって軽く思っていたのですが、あの頃の自分を怒って諭してやりたいです^^;
馬締さんは素敵でした。馬締さんにとっては辞書編纂は天職だったんですよね^^
ホント、大変なんだな~と思いながら読みました。そして、辞書作りの大変さに驚きつつ、それ以上に、魅力あるお仕事だな~と思えるように仕上げたしをんさんに拍手を送りたい。
広辞苑なら改訂にそれくらいかかってもしょうがないですね~。私もこの作品を読んで初めてそう思いました^^;
馬締さんも転職だな、という感じでしたね。良かったですよね~!
思わず自分の辞書が愛おしくなる、
こんな素敵な小説を書く
しをんさんが僕は愛おしい!! 笑
読み終わった後、自分の辞書をしみじみと眺めてしまいました~。
そうですね!こんな小説を書いてくれたしをんさんが私も愛おしいです(笑)