・・・またやってしまった;;;
この作品、シリーズ2作目でした。タイトルの「紅雲屋珈琲屋こよみ」ってのにちょっと引っ掛かりを感じなかったといえば嘘になるけど、でも・・・。おまけに、それに気付いたのが、読了後、この記事を書こうとしてアマゾンにリンク貼った時点って;;;気付くのが遅すぎだよ。でも、シリーズ2作目って知って、「なるほど、そうだろうなぁ・・・」とストンと腑に落ちたって感じだったので、心のどこかでちょっと引っかかってたのかなぁとは思います。うん、きっと・・・たぶん・・・ね(笑)
ということで、コーヒー豆と和食器の店を営むお草さんが活躍?するコージーミステリー。そのシリーズ2作目です。
実は、主人公のお草さんはめちゃめちゃ出来た人物で、凛とした佇まいで、曲がった事が大嫌いで、困ってる人を見かけたら放ってはおけない性分で、ついつい人助けをしてしまう。そんな人情物で涙無しでは読めない作品なんだと思って読み始めたんですよね~。そしたら・・・なんか違いました(笑)
お草さんは本当に普通の人。ライバル店の出現にやきもきしたり、その店の嫌がらせに憤ったり、自分の弱さに負けそうになったり、負けちゃったり、いたらなさに反省しつつ、それでも同じことを繰り返しちゃったり・・・。そして、過去に大きな哀しみに遭って、その哀しみを抱えてもいる。読みながら、なんとなーく親近感を感じられる人でした。
そんなお草さんの周りで起こる出来事。小さな出来事が、やがて一つに繋がって・・・。そうきたかー!と思いました。ちょっと悲しく切ないお話で、なんというかね、読後感が・・・;;;爽快!とはならないですねー。「沁みる良いお話」を読んだな~という気分にもなれず、ちょっと重い感じかなぁ・・・。でも、それはそれで味のある作品だったなと思えました。うん。
なにはともあれ、前作がすごい気になるので、近いうちに読んでみなくちゃー。
(2011.07.31読了)
2011年08月11日
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