辻村版『学校の怪談』って感じかな。「花子さん」「学校の七不思議」「コックリさん」などなど、小学生の頃に噂になった、誰でも知ってるような怪談をモチーフにした物語たち。それを辻村流にアレンジしてあって、ゾクゾクしたり、ちょっとほっこりしたりの作品集でした。・・・ほっこり出来たのは最後の1編だけだったけどね(笑)
ただ、いつもの「ヤラレたーっ!」ってのは1編だけで、他は結構、予想通りの展開に結末だったんですよねぇ。そういう意味では、あれ?と思っちゃったのでした。びみょーに肩透かし感を感じてしまいました。
・踊り場の花子
途中でチサ子の意図に気付いて、そこからはかなりドキドキ緊張感を持ちながら読めました。追い詰められていく相川に、じわじわと追い詰めるチサ子。いや~ドキドキしましたねー。冒頭の小学生のその後が・・・哀しかった;;;
・ブランコをこぐ足
これはちょっとイマイチっていうか。コックリさんとかエンジェルさんとか、「そうそう!あったよ、そういうの!」と思ったんだけど、最後と最初の「アルプスの少女ハイジ」の歌がよく分からなくって・・・;;;なんかスッキリしない。。。
・おとうさん、したいがあるよ
え~と・・・;;;一番、なんにも感じなかった作品。・・・って表現でいいのかどうか判りませんが。結局、どうして死体があんなに沢山あったのか。おばあちゃんがせっせと押入れに詰め込んだのか。それとも、おじいちゃん?とか。すっごい気になるんですけどー!掃除をするつつじの父母や元彼の反応や態度よりも、そっちが気になってしまった。どうもスッキリしないし、ゾッとすることもなく、ドキドキもなく、なんだかなぁ・・・な作品でした。
・ふちなしのかがみ
タイトル作。さすがタイトル作!と言いたくなるような作品でした。当然ながら、これが一番好き。最後に「なんですってーっ!?」と思えたのも良かったなぁ。驚きの後に、うへー;;;と思ったけど。なんだかんだ言っても、やっぱり人間が一番怖いんだなーと。というか、私が一番怖いと感じるのが「人間の狂気」ってことなのかもしれませんが。
・八月の天変地異
最後にほっこり出来た作品。一番、後味というか読後感の良い作品でしたねー。ただ、オチはね、もう本当に予想通りでして。辻村さんなので、なにかしら「なんとっ!?」ってのがあるのかと思ったんだけど、そんなことはなく。。。ファンタジー色の入ったひと夏の少年成長物語って感じかな。まぁ、そうこなくっちゃ!という予定調和ではあったんだけどね。好きなんですよ。楽しめたんですよ。でも、辻村作品なら・・・と思ってしまった部分もあったのもホント。
(2011.07.30読了)




こわいなかにもなつかしさが感じられる作品でした。
表題作が、やはり一番お気に入りです。
最後の「八月の天変地異」では、ホッとできる作品でよかったです。
作品よりも、印象に残ったのは表紙でした。一見これ、何?と思わせておいて裏返すと・・・ひえぇ(怖)。って感じでした(笑)。
確かにヤラレター!っていう作品は少なかったかもしれないですね。でも、何でしょう・・・小さい頃の忘れたい思い出を思い出させられたといいますか^^;
ずどんとちょっと心に重石を乗せられたと言いますか。
そういう印象がありました。
皆様と同じく、表題作と「八月の天変地異」が好きです。
「踊り場の花子」が私は1番怖かったです^^;
たしかに、この季節に読むにはぴったりの作品で、恐いんだけど、花子さんとかコックリさんとか懐かしさも感じる作品でした。
花さんも表題作がお気に入りでしたか!良かったですよね~。ゾクゾクしましたけど^^;そして、最後の「八月の~」はほっこり出来て読後感の良さも良かったですね。
なんといっても表題作が良かったですね!
そうなんですよー!「消化不良」。まさにそんな作品もあってモヤモヤが残ってしまったのも事実です。
表紙・・・それも裏?・・・お、憶えてませーん;;;今度、図書館で確認してみます^^;
辻村作品にしてはヤラレター!が少なかったですよねぇ。期待が大きかっただけに、そこら辺りはちょっと残念というか・・・。でも、苗坊さんと一緒で、小さい頃の思い出が浮んでくるような懐かしさ、傷口を抉られるような痛さを感じました。
「踊り場の花子」も恐かったですよねー。最初はそうでもなかったんですが、じわじわと追い詰められていく様子に緊張感が増しました。