タイトルに惹かれて手に取った。猫、犬、ハムスター、亀、インコなどなど、しっぽちゃんもしっぽちゃんじゃない生き物も登場するペット小説。
「積読本の山を取り崩すぞーっ!」と宣言しながら、これは積読本でありませーん(笑)私は地元図書館と隣町図書館の2館を利用してまして、こちらは隣町図書館に予約してた本なのです~。
様々なペットとその飼い主達が登場する。ストレスが堪りがちなOLが拾った仔猫。チワワと暮らす部屋に就活中の妹が転がり込んできた姉、孫が持ち込んだインコと暮らすことになった老夫婦、ペットショップで目にしたハムスターに釘付けになるOL、夫の単身赴任で爬虫類や昆虫好きの息子と二人暮しになった母親、しっぽちゃんを飼いたいが家族に反対されているお父さんなどなど・・・。様々ペットと飼い主の物語。
生き物と触れ合う事で、生活が変わるのはもちろん、気持ちまでも変わっていく人々。そして、いつの間にやら、そのしっぽちゃんたちが家族の絆までも変えていく。そうそう。そんなこともあるよねー。うんうん、わかるわかる、と頷きながら読みました。我家の愛猫も母と私の間のびみょーなギスギス感や緊張感を上手く緩和してくれている、そう思う時があります。なんなんでしょうね。不思議なんだけど。
短編集という事で、当たり前だけど1編が短いんですよねー。そこはもうちょっと深く・・・と物足りなさを感じる作品もあったりしますが、手軽に読めて、しっぽちゃんたちに癒されたい時には良いんじゃないかな~と思いました。
・ネコのトラタロウくん
・チワワのモモちゃん
・セイキセイインコのぴーちゃん
・雑種犬のちゃーちゃん
・ハムスターのハーちゃん、ムーちゃん
・ネコのしらたまちゃん
・ヤモリのヤモリさん
・柴犬風 ゴンちゃん
・しっぽちゃんが欲しい!
・リクガメのはるみちゃん
(2011.06.05読了)
2011年06月12日
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