2011年02月27日

錨を上げよ(上・下)(百田尚樹)

「2011年本屋大賞ノミネート作」ということで読んでみました。


頑張った。本当に頑張って読んだよーっ!と自分を誉めたい気分です(笑)上下巻で1000ページ以上というすごんい分厚い本。そんな作品なのに、最初から最後まで、この作品の面白さが全く分からなかった;;;それでも、よくまぁ~上下巻を読了したよ。エライよ、私。


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・・・というこで、辛口感想・・・コメントです。それも「超」が付くほどけちょんけちょんになると思われます。面白かった!という方などなどは、どうかここで引き返すことをオススメします。そうして頂けるとありがたいです。

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又三という男性の半生を描いた作品なんですが、彼の小学生時代から40代かな、それまでを、ただただ追ったというだけ。大阪の典型的な不良少年から、一念発起して同志社大に入学したものの中退。そして、東京から北海道に渡り密漁生活を経て放送作家へ。最後はタイに渡り、大阪に戻ってくる。その間に、何度か恋をしては振られ続け、幸せな結婚をしたもののそれも破綻して・・・。まぁ、なんでもかんでも、よくそんなに同じことを繰り返すもんだ、と呆れるくらいに学習能力がない男性の半生でした。同じことの繰り返しで読んでてウンザリしてきた。

そして、著者が何を言いたくてこのお話を書いたのかもよく分からなーい。だただた、長いだけの小説って感じでした。本屋大賞ノミネート作だったので、いつか面白くなるのかも、上下巻だから上巻ではその面白さは分からないのか、下巻で一気に面白くなるのか。そう期待しながら読んだんですが、最後までこの作品の面白さは感じられなかった;;;最後も「え?これで終わりなの?」というラストでして。「続く」って書いてあるんじゃ?と思ってしまったくらい。


この作品の良さや面白さが私には全く分かりませんでした。本当にツマラナカッタ。。。



本屋大賞ノミネート作10作品のうち6作が既読だったので、未読は4作かぁ、今回は大賞発表までに読了出来るなー、楽勝だなーと思ってたんだけど。なんだか、いつもより険しい道のりのような気がしてきました(笑)・・・残り、あと2作。がんばろー。



(2011.02.22読了)




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ラベル:著者(は) 読書
posted by すずな at 07:12| Comment(2) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ふむふむ。全く読む気はなかったんですが(^^;)、本屋大賞候補になるくらいだからいい作品なのかな、と思っていたので、参考になりました。好きな書評家さんも本屋大賞予想で、だらだら長いだけ、みたいな酷評してましたよ。展開に起伏がないと上下巻読み通すのはキツイですよね^^;すずなさんのレビューで、窪さんの方が気になってきました。読んでみようかな~。
Posted by べる at 2011年03月01日 07:39
>べるさん
私的にどこが「本屋大賞候補作」なのかワカラーンっ!と暴れたい気分でした^^;;;合わなかったですねぇ。べるさんのお好きだという書評家さんの意見には「全くその通り!」と同意しちゃいます。
窪さんの作品は予想以上に楽しめました~。機会がありましたらお手にとってみてください。ちょっと暗めですけど^^;
Posted by すずな at 2011年03月01日 12:48
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