最終巻。
楊令は、梁山泊は、どうなるのか・・・。
*****
以下、かなりネタバレ含みます。未読の方はご注意を。
*****
とうとう最終巻。これで終わりなんだな~と思うと、読み進めるのがイヤでイヤで・・・。どんな結末になるんだろうと楽しみな気持ちもありつつ、どうもね、楊令の死を見届けなきゃいけなさそうで・・・。水滸伝の時から、私的にはイチオシ人物だったので、実際の歴史がどうであれ、なんとか生き残って欲しいなぁという気持ちが強かったんですよね。
で、結果。
なんというかねぇ・・・。「え?こんなラストっ!?」と思わず絶句しちゃったんですが。うーーーーん;;;楊令の死はね、覚悟してたからまだいいんだけど、その後の梁山泊とかさ~もうちょっと描いて欲しかったんだけどなぁ。「ここで終わるかーっ!」と著者に詰め寄りたい気分なんですよね。もちろん「楊令伝」ですからね。梁山泊の物語ではないと言われればそれまでなんだけど。それでも、この結末はねぇ。なんだか尻切れトンボって感じで、モヤモヤが残っちゃいました。
・・・と、思ったら、続編のような位置付けで「岳飛伝」が始まるらしいですね。そうきたか;;;まぁ、「水滸伝→楊令伝」の流れもあった訳だから、それはそれでいいのかもしれませんが。水滸伝の時は「続きが読める!」って嬉しかったんだけど、今回はイマイチびみょーな気持ちです。続編があろうとなかろうと、「楊令伝」の最後はもうちょっと考えて欲しかったなぁと思わずにはいられません。そんな訳で、「岳飛伝」を手に取るかどうかはそれこそ微妙なところ。
そうそう。楊令伝で意外だったのは、武松の死でした。彼はこの先もずっと生き残っていきそうな気がしてたんだけどなぁ・・・。結構、好きな人物だったので残念。そういや、呉用はまたしても生き残っちゃったんでしょうか?意外とシブトイなぁ・・・(笑)
水滸伝から続いた長い長いお話もこれで終了。ワクワクドキドキ面白かった。漢達の熱い思いに涙したりもした。楽しい読書が出来ました。幸せ。
(2011.01.09読了)
2011年01月20日
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください
この記事へのトラックバック