職場の同僚から回ってきた本。
高校野球の雑誌記者や編集者が集めた実話を、ベストセラーとなった「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」の著者がまとめたもの。
そういや、このベストセラー本は結局、読んでないなぁ。・・・まぁ、ベストセラーになった時点で、読む気は半減しちゃったんですけどね。ベストセラー本は私的にハズレが多いんですよねぇ;;;
まぁ、予想通りではありますが、最初から最後まで泣きっ放し。こういう人情物には本当に弱いんです。。。泣きのツボを刺激されまくりでした。
タイトル通り、高校野球って甲子園だけじゃないんですよね。甲子園に行けるのはほんの一握り。行けなかった高校球児の方が多いんですから。そして、彼らにはそれぞれのドラマがあるんですよ。球児はもちろんのこと、彼らを支える人々も含めて。球児だけじゃなくマネージャーやアナウンス嬢やプラカード嬢などのエピソードもあったのが良かった。彼らの物語を読みつつ、「何かに一所懸命打ち込む」ということの尊さや、その体験の貴重さをしみじみと噛み締めました。時には、自分のあの頃を思い出してみたりもして・・・。
そうやって、彼らの話に胸を熱くしたした後に、1話毎に挿入されている著者である岩崎さんの文章。・・・これがねぇ;;;はっきり言って、 高ぶった気持ちへの冷却水代わりになってしまいました。これがあるからこそ、著者らしいとか良いと思われる方もいらっしゃるのでしょうが、私には蛇足としか思えなかったんですよね。あ、プロローグは良かったんですけどね。まさか、全話にコメントが付いてるとは思わなかった。その部分は、ちょっと残念でした。
高校生たちのドラマに胸を熱くさせられる1冊。タイミングよく、夏の甲子園が終わったこの時期に読めて良かったです。
(2010.08.27読了)
2010年09月05日
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Tracked: 2011-07-16 22:55