うーん、うーん、うーーん;;;
思わず唸っちゃうくらい、私的にはびみょーな作品でした。
そんな感想らしく、読了するのにすんごい時間がかかっちゃいましたー;;;もうね、睡魔との闘いに必死。なかなか物語に入り込めず、ちょっと苦労したな~という読書でした。気付いたら寝てるってことの繰り返しでした;;;
小学生が体験する不思議なひと夏のファンタジー。
ということで、今回の主人公は小学4年生の男の子。小学生らしからぬ言動には、あの”腐れ大学生”を彷彿させるものもあるにはありますが、そこは小学生ですからね~。突き抜けた感はあまり感じられないんですよね。なので、読みながら「ぷ。うぷぷぷぷっ」と噴出しちゃうこともなくって・・・。私の好きな”もりみーらしさ”が影を潜めてしまったような感じ。
”森見さんの”ファンタジーとしては、物足りない。クセがない。でも、普通のファンタジーとしては、クセがありすぎるっていうか、大人向けすぎるっていうか。・・・うーん、上手く言えないんだけどね。どっちにしろ、ちょっとねぇ・・・と思っちゃうのは同じかな。
って、なんだかすんごい辛口なんですが、そこそこ楽しめたんですよー。ペンギンや「海」や川、そしてお姉さん。バラバラだったものが、ひとつに繋がっていく過程にはワクワクしましたもん。最後はちょっとしんみりしたりもして。
・・・でも。
文体というか文章がイマイチ私に合わなかったのか、とにかく読み進めるのに苦労したんですよねー。内容の割には、なかなか気持ちが盛り上がらないんですもん;;;正直、森見さんじゃなかったら、途中で投げ出してたかもしれません。ファンタジー好きな私としては、内容的には楽しめるハズなのに、ずーっと続く低テンション。これはホントにもったいないというか、なんというか・・・。
ということで、ちょっと残念な読書でした。次作に期待。
(2010.08.05読了)
2010年08月07日
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ジュブナイルのせいか、いつものモリミーとは一味違った作品になっているので、好き嫌いは分かれそうだな、と思いましたね。
私はモリミー作品が2作目だったので、先入観なく読めたのか^^;わりと面白く読みました。
少年少女がいろんな研究をして冒険をして。大人びてはいましたけど、子どもの夏休みっぽくて良いなと思いました。
私が1番好きだったのは、アオヤマ君とお父さんとの会話だったりします。
そうなんですよねー。最初になかなかノレなくって苦労しましたよね^^;小学生たちの冒険にはワクワクさせられましたが、そこまで高揚できなくって残念でした;;;
たしかに、好き嫌いが分かれそうな作品ですね。
おー楽しめたようで良かったですね♪
私は小学生たちの研究や冒険にはワクワクさせられたんですが、イマイチ乗り切れなくって…;;;
あ。私もアオヤマ君とお父さんの会話は好きでした~♪
悩みましたねぇ、この本。
スラスラと進まず。
次に期待ですね。
読んでもなかなか進まず、読了するのにちょっと時間がかかりましたね^^;
はい。次作に期待ですね!
あ~、私も同じでした(笑)。
どうも、いつものモリミーの「トホホな腐れ大学生」モノのノリを期待してしまって・・・。
爽やかでかわいいお話だったんですけどね(^_^;)。
ですよねー!モリミー作品と言うとどうしても「腐れ大学生」を期待しちゃいますよね^^;
小学生が主人公らしい、かわいいお話ではあったんですけどね。ちょっと物足りなかったですねー。