「1」を読んだのが4月。それから約3ヶ月経って、ようやく「2」が読めました。図書館になかなか入れてくれなくって、とうとうリクエストしちゃいましたよ;;;
待ちに待ってた「2」なんですが、期待が大きすぎたのか、なんだかイマイチでして;;;もうね、やーっと読了したって感じです。米澤さん以外はたぶん初読み作家さん。”たぶん”ってとこがアレなんですけど(笑)もしかするとアンソロジーでは読んでる作家さんがいらっしゃるのかもしれませんが、記憶に残ってません。だから、ちょっと馴染みが無かったんでしょうか。どうも、乗り切れ無くって・・・。
おまけに、「1」の方で「作品同士のリンクが少ないのが残念;;;」と書いたんですが、この「2」では『真知博士』が出過ぎ!って感じでして。他作品とのリンクは嬉しいけど、こうも同じ人ばっかりが登場すると、それはそれでちょっとねぇ;;;な気分になっちゃいます。色んな作家さんの作品を読んでるという気分にあまりなれなかったんですよね。こういうリンクじゃなくって、もう少し違った方法はなかったのかな・・・と思っちゃいました。・・・ワガママな読者ですみません;;;
ということで、この「2」よりも「1」の方が私的には良かったかな。
・さくら炎上(北山猛邦)
文章的には最初はちょっと馴染めなくって。なんとか読んでたら、だんだん良い感じになってきました。動機としては、「それで殺人までする?」とは思ったんだけども;;;でも、このアンソロジー集の中では結構、好きでした。
・毒入りローストビーフ事件(桜坂洋)
・・・すみません。文章がどうもダメでして。睡魔と激しい戦いを繰り広げてしまいました;;;「で?結局、真相は?」な、ラストにもがっかり。スッキリしない読後感。むー。
・密室の本-真知博士 五十番目の事件(村崎友)
うーん。びみょー。でも、ラストでなんとか盛り返したって感じかな(笑)温度によって材質が・・・ってのは分からないでもないけど、人間が普通に居られる温度でそこまでの変化が出るのか?とか、なんかね、そっちの方が気になってみたり。
・観客席からの眺め(越谷オサム)
文章自体は読みやすかった。ただ、ほぼ予想範囲内の真相&展開で目新しさも無く、ミステリとしてはイマイチ。彼が宗教団体に入信した理由もひとつピンとこないっていうかね。別に入信し無くっても良かったような気もしないでもないんですが・・・。あとね、私の読み込み不足のせいなのか、「髪の毛」の理由が分からなーい;;;何故、「髪の毛」を使う必要が??と、もやもやがいっぱいの作品でした。内容的にもあんまり気持ちのいいものではなかったです。
・消えた左腕事件(秋月涼介)
なかなか面白かった。面白かったんだけど、真知博士といい、最後の語り手の独白といい、その前に読んだ「密室の本」と似てるような・・・。ま、でも、そこそこ楽しめたので良しってとこかな(笑)
・ナイフを失われた思い出の中に(米澤穂信)
米澤さん初読み作品だった「さよなら妖精」のスピンオフでした。まさかこんな形であの作品と再会するとは思ってなかったので、そっちの方にビックリ。内容的にも、やっぱり米澤さんだなって感じでして。ミステリ的にも楽しめました。この中では一番好きな作品でした。
(2010.07.17読了)
ラベル:著者(アンソロジー) 読書
あ、みなさんは越谷さんの作品にはそれ程引っかかってないんですね^^;でも、髪の毛とかどうもストンと落ち着かないですよねぇ…。越谷さんの他作品は読んだことないんですが、これを読んだら躊躇しちゃいます(笑)でも、大丈夫なら読んでみようかなぁと思いました。
あ~言われてみれば、たしかに米澤作品は蝦蟇倉市である必然性は感じませんね^^;
ああ~!そうだ、スピンオフでしたね!
どっかで聞いたことのある名前だと思ったんですよ^^;
でも、細かくは忘れてしまいました・・・。残念。
確かに、私も2よりも1の方が好きかもです。
お~こちらで思い出していただけましたか!良かったです♪<米澤作品
こちら2よりも1の方がミステリとしても楽しめたような気がします。
私も思いました「真知博士ばっかり出てくる~!」って(笑)。
他の作品とのリンクがあんまりなくて、ちょっと残念だったですね~。〈1〉の時にも、おんなじこと言ってましたが(^_^;)。
ホントに真知博士ばかりでしたねぇ^^;他作品とのリンクは欲しいけど、違うところでリンクして欲しかったですね~。