面白かった!
最近、伊坂作品は私的にイマイチ感を感じる作品が続いてたんですが、これは良かった。久しぶりにスッキリした読後感を感じる事が出来た伊坂作品でした。
著者あとがきで、「ゴールデンスランバー」までを第一期、それ以降を第二期として、この作品は第一期最後の作品という位置付けになると書かれていました。・・・納得。「ゴールデンスランバー」以降、私的にイマイチな作品が続いていたんだけど、この作品は久々に「あ~これよ、これっ!」と大喜びしながら読んだんですよね。そういうことだったのかぁ。ということは、こういうお話はもう読めないってこと?うーーん。最近の伊坂作品でテンションをあげられなかった私としては、それはちょっと困るというか、かなり残念というか、えぇーっ!?と驚愕なんだけど;;;むー。
え~気を取り直して。
この作品は、私が大好きな伊坂作品!って感じでして。ユーモアに溢れ、緊迫した場面なのに淡々と綴られる文章、そして、見事に張り巡らされた伏線の数々、その伏線が最後にカチリとハマル爽快さ、などなど魅力満点な作品でした。途中までは、まぁダレダレって感じな読書ではあったんだけど(笑)、後半はもう怒涛のような展開でして。もうね、途中でやめることなんて出来なくなって、最後まで一気読み。夢中になって読みました。
とはいっても、展開を読めた部分もあるにはあって、予想通りに進んだ部分もあったんだけどね。でも、そこがマイナス要因にはならずに「おぉ!やっぱりね~♪」と予想が当たって嬉しくなったので良し。・・・相変わらず、自己中な読者です;;;
あ~内容に触れると、色々とネタバレになりそうなのであまり書けないなぁ。ということで、短め感想で(笑)
久々にとーーーっても楽しめた伊坂作品でした!今後もこういう作品を書いて欲しいなぁ・・・。
(2010.05.04読了)
2010年05月12日
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久しぶりに伊坂作品を読みながらテンションが上がりましたよね~!
本当にまたこういう作品を書いて欲しいですね!
とても面白かったです!
これぞ伊坂さん!待ってた!と思っていたのですが。
一応の第1期終了・・・
2期?の方も伊坂さんっぽいんですけど、やっぱり何か違うんですよねぇ。これからどうなるか、楽しみやら心配やら・・・。
この作品はとても面白かったです^^
由紀夫と4人の父親と母親が、みんな素敵でした。
そうそう!もうまさに「これぞ伊坂さん!」って感じの作品で、面白かったですよね~♪
4人の父親に初めはどうなることかと思いましたが、それぞれ個性的で由紀夫への愛が溢れてて、そんな父親と付き合える母親も素敵でしたね。
それにしても、今後がどんな作風になるのか…不安と楽しみとが入り混じってしまいますね。どうなるんでしょう。ドキドキ。
ズバリ!伊坂さんらしい作品でしたね!!
面白かったけど、ちょっと前置きが長かったかな 笑
これぞ、伊坂作品!という感じでしたね~!その前に読んでたのが私的にはイマイチだったので、読み始めてすっごく嬉しく思いました。
あ、そうですね。前置きが長かったのは確かにありましたね(笑)
伊坂さんらしい、複雑な展開で色んな伏線があって、キッチリ回収されて・・・という、いい物語でしたよねぇ!
楽しかったです。
お父さんたちがカッコよくて、でも四六時中そんなお父さんたちに囲まれてる由紀夫は大変だよねぇ・・・と思いました(笑)。
これぞ伊坂作品!と言えるような作品でしたね~。色んな伏線が張り巡らされ、それを見事に回収!本当に楽しかったですね~。
たしかに由紀夫にしてみれば、あんなお父さんたちに囲まれて暮らすのはすごく大変でしょうね~。読んでる方としては楽しかったですけど(笑)