や~なかなか図書館に入荷してくれなくって焦れ焦れしちゃいましたよー!やっと「1」が入荷したものの、いまだに「2」が入荷してない・・・;;;これは、リクエストを出さないといけないのかな・・・。
「豪華作家陣」と書いてみたものの、伊坂さん、道尾さん以外は未読作家さん(たぶん)でして;;;福田さんは・・・なんか読んだ事があったような気もするけど、読んでてもアンソロジー集でだと思います。
ということで、こういう企画は面白い!と思いつつ、どんな感じかなーと多少の不安も持ちながらの読書となりました。・・・まぁ、面白いのは面白かったけど、うーーーん;;;というのもあったよ、やっぱり、って感じでした(笑)
ただ、期待してたよりは作品同士の繋がりは少なかったのがちょっと残念だったかな。ちょっとしたリンクはあったけれど、一つの物語を語り継ぐというものではなかったので、「蝦蟇倉市」という場所以外はそこまで一貫性というか、そういうものはなく。まぁ、皆さんそれぞれが一線で活躍されてる作家さんで、作風とかもあるしで、そういうのは難しいんだろうなぁとは思いますけどね。せっかくだから、一つの物語っていうか「謎」みたいなものをずっと引き継いで一つの作品を作っていくっていうのかな、そういう部分もあったら良かったかな、なんてことをちらっと思っちゃったりもしました。や、でも、そういうのがなくても十分楽しめて、面白かったんですよ!本当に。
・弓投げの崖を見てはいけない(道尾秀介)
見事に道尾さんでした。そうきたかーっ!とギリギリさせられたりもして、まんまと騙されちゃって悔しかったり、嬉しかったり。
・浜田青年ホントスカ(伊坂幸太郎)
これも見事に伊坂さんでした!一番好きだった。面白かった。そして、ヤラレタっ!と叫びたくなるくらいの展開に、清々しさを感じてしまったりもして(笑)上手いな~と唸らされました。
・不可能犯罪係自身の事件(大山誠一郎)
う~~~~ん;;;本格ミステリといえばそうなんだけどね・・・。博士が犯人と疑われたトリックがウダウダとしすぎって感じでして・・・。読みながら状況を想像して、面倒くさいっていうかね、ちょっとウンザリしちゃいました。もっとすっきりしたトリックが私的には好みです(笑)
・大黒天(福田栄一)
これは好きな作品。ミステリとしてはどうかな、と思いますが、こういうのは無条件で好き(笑)亡くなった祖父の名誉や残された祖母の為に孫が頑張るという感じで、にっこり出来るというかね、あったかい作品。
・Gカップ・フェイント(伯方雪日)
最後にうぷぷぷぷと笑える脱力系ミステリって感じかな。私的には、嫌いではないけど、積極的には読もうと思わないジャンル。大山作品とリンクしてる処は「おぉっ!」となりました。が、まぁちょっとだけ~って感じのリンクだったけどね(笑)
(2010.04.24読了)
ラベル:著者(アンソロジー) 読書
面白かったんですけど、確かにもうちょっとリンクしていれば面白そうだなと思いました。
私は伊坂さん以外は未読でした。(あ、福田さんは他のアンソロジーで読んだ事がありますが。「Re-born はじまりの一歩」ではないでしょうか。)
道尾さんも初めてだったのですが、やっぱり面白かったですね^^
2はまだ入っていないんですね・・・
それはリクエストしちゃった方がいいんじゃないでしょうか^^
それぞれが面白かっただけに、作品同士のリンクがもう少しあれば…と、ついつい贅沢を言いたくなっちゃいますね~(笑)
あ、福田さんはそのアンソロジーですね!名前は憶えがあったんですが、すーっかり忘れてました^^;
「2」は次に図書館に行った時にリクエストしてこようと思ってます。早く読みたい…。
道尾さんと伊坂さんの二人が抜きんでてましたよね~。でも、この2作品を先に読んだので、他作品への視線が厳しくなっちゃったような気もします^^;
道尾さんのメッセージはさらり~と流してしまったんですよ…反省;;;
伊坂さんのこういう爽快な作品を、私は待っていました~♪見事に騙されて、逆にすっきり(笑)。
後半3作はちょっとミステリ的には物足りなかったですが、「大黒天」の孫姉弟の頑張りが、微笑ましいというかほんわり~としました。
〈2〉の方も、楽しみです。
今度予約を入れようっと!
伊坂さんは流石でしたね~。見事に騙してくれてありがとう!と言いたくなるお話でした。
そうそう。後半3作はミステリ的にはイマイチ感を感じちゃいましたねぇ。でも、「大黒天」はそれでも好きな作品でした。
2も早く読めるといいですね。