2010年02月22日

扉守(光原百合)

バンクーバー・オリンピックが開幕してから、すーーーっかり読書を忘れております;;;時差がねぇ・・・。私の一番の注目競技はフィギュア・スケート。で、競技は日本時間の真昼間(9時半~14時頃)に行われております。昼間は仕事なので、録画していた映像をその日の夜に見るという毎日。フィギュアは先週、ペア・男子シングルが行われて、今週はアイスダンスと女子シングルがあります。というように、オリンピック期間中ずっとやってるようなもんでして(笑)読書する時間がなーいっ!って感じなのです。おまけにオリンピックは(当たり前だけど)フィギュアだけじゃない!もうね、早朝から起きだしてTVの前に釘付けになったり、その日の特番をハシゴしたりと忙しいのですよー(笑)なんたって、先週は1冊しか読んでない!という状態。自分でビックリですが、まぁ、それも今週まででしょうから・・・ね。

と、読書も進まず、ここも放置状態の言い訳を長々と語ってみたり(笑)

そんな訳で、この作品も読んだのは10日ほど前。・・・内容、忘れちゃったよ;;;って感じなんですが。とにかく、ちょっとホントに一言コメントで。

尾道を彷彿させる海と山に囲まれたまち「潮ノ道」を舞台に繰り広げられる、ホラーちっくなファンタジー。そんな7編が収められた連作短編集。この作品を”ファンタジー”と言い切るにはちょっと抵抗を感じるんですよね。ちょっとぞくぞくっとするお話がほとんどで、ホラー寄りなんですもん。でも、そこがモロ私好みではありました。

人でないモノたちと、「潮ノ道」に住む人々との交流。交流というかなんというか・・・。最後は優しく温かい気持ちになれるんだけど、優しいだけじゃなく、ちょっと厳しく切ないお話も多い。持福寺住職の了斎さんが印象的なキャラで、全編を通して登場したりと、この作品集のキーマン的役割。彼を主役にした物語も読んでみたいなーと思いました。これはシリーズ化されるようなので、いつか読めるかな。楽しみです。



・帰去来の井戸
・天の音、地の声
・扉守
・桜絵師
・写想家
・旅の編み人
・ピアニシモより小さな祈り


(2010.02.12読了)



扉守(とびらもり)
文藝春秋
光原 百合

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ラベル:読書 著者(ま)
posted by すずな at 05:32| Comment(2) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。
暫く前から拝読しております。

ミステリかと思って『扉守』は積んでいたのですが,
ホラー風味ファンタジィ小説だったのですね。
和風の日常系ホラーは好みですので,
俄然興味を引かれてしまいました。
読むのが楽しみです。
Posted by 森山樹 at 2010年03月02日 20:38
>森山樹さん
はじめまして。ご訪問&コメントありがとうございます!

お~和風のホラーがお好きなら是非、読んでみられてください。でも、ぞくぞくっと背筋が寒くなるほどのホラーではありませんので、そこらへんは…^^;
Posted by すずな at 2010年03月06日 10:46
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