最初からってのはもちろんなんだけど、最後あたりまで主人公の甘ちゃんぶりに共感出来なくって、イライラしっぱなしのストレスの溜まる読書となっちゃいました;;;もうね、甘ちゃんっぷりがどうにもこうにも・・・でして。でも、あの性格だったからこそ、このストーリーになるんだと思えば、しょうがないと思えないこともないんだけどね・・・。なんともねぇ・・・。
最初の会社を勢いでやめ、次の会社はいきなり倒産。派遣会社に登録するも、いろいろ気にいらないことがあって次々と派遣先を変え・・・・気がつくとネットカフェ難民となっていた耕平。ここから抜け出せるのか・・・。
最初にも書いてますが、やっぱり耕平の甘ちゃんっぷりが目に余る。読んでてイライラしっぱなしでした。こうなったのも、自業自得、当然の結果であって、しょうがないよなーと思っちゃいました。私的には、同情の余地無し。・・・って、すんごい辛口でバッサリですが(苦笑)もちろん、タイミングが悪かったってのもあると思うし、何事も裏目、裏目に出ちゃった時もあったとは思うんだけどね。でもね、派遣会社に登録した辺りから、もっと自覚を持っていれば・・・って思っちゃったらもうダメでした。どうしても耕平に共感できなかった。
実家に帰った辺りからは、そういう自覚も出来てきて成長を伺えたりもしたんだけど、飲酒運転を繰り返すあたりからは、「はぁ。もう、ダメ。」っていう思いが湧いてきてしまって・・・。私も田舎に住んでいて「足は自家用車」という生活をしているので、耕平の気持ちも分からないでもないんだけど。でもねぇ・・・。
私、ちょっと厳し過ぎですか;;;
主人公に共感できなかっただけで、さすが乃南さん!って感じで内容は楽しめたんだけどね。主人公がキチンと自覚を持って一所懸命に頑張るって感じなら、もっと入り込んで、「がんばれ!負けるな!」って応援しつつ読めたんだろうなぁ・・・、そういう読書がしたかったなぁ・・・と思っちゃいました。もちろん、最後の最後にはさすがの耕平も心を入れ替えてがんばる、って感じになっていたので良かったです。なんとか、「読後感最悪」ってのは免れてホッとしました。・・・ホッとしたというのも、なんだか変なんだけど(笑)
2010年02月13日
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