2010年01月17日

ガン病棟のピーターラビット(中島梓)

2009年5月に逝去された作家の死の原因となったガンの闘病記。小説は栗本薫名義で発表。

この作家が死の直前まで書いていた「転移」を読む前に、これを読まねば、ということで手にしました。本当はあまり読みたい本ではなかったんだけどね。だから、今まで手に取る事はなかったんだけども。これを読まずして「転移」は読めないだろうと、覚悟を決めて読みました。

「闘病記」ではありますが、そんな重く辛いものではない。だから、覚悟してたほど、ずーんとくることもなく、泣く事もなかった。ただ、この著者が乳癌を患った時に書いた「アマゾネスのように」ほどの力強さのようなものを感じる事はなく、淡々と運命を受け入れ、作家としてのサガを全うしようという、ある種の諦めというか、開き直りというか、悟りのようなものをヒシヒシと感るエッセイ集でした。

このエッセイを読みながら、自分だったらどうするだろう?と考えずにはいられなかった。そういう歳になったということなんでしょうね。自分だったら・・・抗がん剤を使用するだろうか。少しの望みにかけるだろうか。副作用があるのならもういいや。ガンで痛かったり苦しかったりするのはしょうがないけど、治療で痛かったり苦しかったりするのはいや、と今はそう思ういます。実際に直面したらどうなるのかは分からないけれど・・・ね。




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ラベル:読書 著者(か)
posted by すずな at 12:53| Comment(0) | TrackBack(1) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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ガン病棟のピーターラビット
Excerpt: 中島 梓 2008 ポプラ文庫 この本の著者は亡くなっている。それが、不思議な感慨をもたらした。読み進めるにつれて、著者が生と死を受け入れていく過程が見えてくる。心が澄んで落ち着いていく過程が見えてく..
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