フライ、ダディ、フライ（金城一紀）

「ゾンビーズ」シリーズ２作目。

うわーうわーうわー！と思わず叫び出したくなるくらい面白かった！もうね、１作目以上に夢中で読んだ。

不良高校生に娘を傷つけられたお父さんが、ゾンビーズ達と出会い、彼らに助けられながら復讐の為に頑張る！というお話。

もうね、まずはね、お父さんがほんっとぉ～～～に頑張った！すでに高校生よりもお父さんの年齢に近い私ですからね。お父さんの努力が並大抵では出来ないってことくらい、すっごく実感できる訳ですよ。普通なら諦めて泣き寝入りしちゃいそうになるのに、娘の為に、そして家族の為に頑張るお父さんの姿に自然とこみ上げてくるものがありました。胸が熱くなりました。特に決戦前夜のバスとのデッドヒートにはワクワクしたし、最後は私もスタンディングオベーションしたくなりましたよー！

そして、ゾンビーズ達。お父さんの手助けした理由ってのは、ほんっとに呆れるようなことなんだけど、そこがゾンビーズらしくって良いですねー(笑)手助けするからには、ちゃんと一生懸命に手助けするところもエライ！成績なんてどうでもいい、こんな弟が欲しいぞー！と心から思いました。あ、弟じゃなくて息子かな(笑)

ゾンビーズシリーズながら、主役は高校生じゃなく４０代後半のしがないサラリーマンでしたが、前作よりもワクワクドキドキして、とっても楽しめました。そして、最後は思わずホロリ。
うん、とっても良かった。続編が早く読みたいよー。

フライ,ダディ,フライ (角川文庫)
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金城 一紀

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Comments

こんにちは。TBさせていただきました。
この作品大好きです！
ゾンビーズシリーズの中でも１番好きです。
かっこいいですよね！ゾンビーズ。
まずおっさんに闘わせようっていう考えが彼ららしいといいますか。
おっさんもがんばりましたよね！本当に素敵でした。
ゾンビーズもすばらしいですけど、その考えについていったおっさんもすばらしいと思います。
最後は私、満面の笑みで読んでいました。

Posted by 苗坊 at 2009年09月06日 16:07

わぁい。かなり気に入られたようですね～＾＾これはほんとに大好きな作品です。うっすい本なのに、たくさんの感動と青春がぎゅーーって凝縮されてて、読んでいて楽しくて仕方なかったです。おっさんと少年たち（特にスンシン）の関係がなんともいえずいいですよね～。『映画篇』と本書で、完全に金城さんにノックアウトでした。そろそろ新刊が読みたいです～(>_<)

Posted by べる at 2009年09月07日 06:35

＞苗坊さん
ゾンビーズ、カッコ良すぎですよね～！そして、おっさんもカッコよかった！本当に楽しくって、大好きな作品となりました♪

＞べるさん
そうそう！たくさんの感動と青春がパンパンに詰まった作品でした。本当に楽しかったですね～！
新刊が出てないんですね･･･。それは残念。でも、私はまずゾンビーズ３作目を読まなくちゃ！です。

Posted by すずな at 2009年09月09日 05:46

最初は情けない…と思っていたお父さんだったのに、本当に頑張りましたよね～。こんなお父さん欲しい！
ゾンビーズの面々も素晴らしい活躍でした。本音がどこにあろうとも、カッコイイじゃないか！とバンザイの一冊でした♪

Posted by エビノート at 2009年09月28日 20:53

＞エビノートさん
私もこんなお父さん欲しいです！･･･バスと競争する時は、遠くから他人のフリで応援しそうですけど～(笑)
ゾンビーズもカッコよかったですよね。どんな下心があろうとも(笑)、一生懸命にお父さんをサポートする姿はやっぱり素晴らしい！

Posted by すずな at 2009年09月30日 05:09