私好みのファンタジー♪
山奥の山伏の修験場として知られる玉倉神社で育った泉水子。中学三年の春、高校進学を巡ることから、自分の家系や取り巻く山伏の世界を知った彼女。そして、彼女の周囲では・・・。という、もうね、本当に「うっわー大好きー!」と読みながら叫びだしたくなるくらい、私の大好き系ファンタジーでした。
ただ、どうもこの主人公には親近感を感じられないっていうか。気持ちもわからなくもないけれど、か~な~り~イライラさせられました。「いいかげんにせいよー!」と言いたくなったり。だからなのか、深行の態度とか気持ちに、より親近感を感じちゃいました。
そんな訳で最初の方は、そこまで気持ちが高揚することもなかったんですよね。ところが、東京へ向かってからの出来事にはドキドキワクワクさせられちゃいましたよー。ワクワクよりもバクバクの方が大きかったような気もするけどね(笑)最初は険悪ムードだった深行との関係も、だんだんと近づいていったりもして。続編では高校編になるのかな。今から読むのが楽しみです。
ただねー。このタイトル「RDG」のがねー;;;由来を知ったときのモヤモヤ感。著者の言いたい事も分かるんだけどさぁ。自分と同じ種に・・・と思うとスンナリ受け入れられない私がいます。分かるんだけど、同じことを違う種には違和感無く使ってるんだけど、それでもやっぱり私は、傲慢で自分本位で狭量な人間なんです。このタイトルには、どーしても!違和感を拭いきれません。
2009年07月19日
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Tracked: 2009-09-08 20:58
泉水子はあまりにも何も知らなさすぎる~!と私もイライラしました。中3の少女なら、もう少し自分を護るための知識を身につけるべきだし、分からないなら積極的に保護者達に問いただすべきでは?!みたいな感じで・・・。
RDGの名称については、全然考えてなかったので、ナルホドです~。確かに失礼な名称だと思いますね。うん。
そうなんですよー!泉水子には本当にイライラさせられましたねぇ。自分のことなんだから、もっと自分で・・・と思わずにはいられなかったです。
「RDG」意味を知ったら、どうも受け入れ難くって・・・^^;;;
泉水子がちゃんと成長できるのか・・・うーむ、かなり不安です^^;;;大丈夫なんでしょうか。
エビノートさんのおっしゃる通り、それが個性なんでしょうけど、読んでるとついついイラッとしちゃいます;;;