短編集が苦手な私が、最近、こういうアンソロジー集を読むようになったのは・・・職場の貸本ルートのお陰です(笑)自ら手を出す事はないんだけど、回ってくると「読まねば!」ということで手にする機会が増えました。初読み作家さん&好みの作家さんに出会えたりして、そういう意味では楽しみだったりします。
・リアルラブ?(石田衣良)
このアンソロジー集の中では一番、印象が薄い。薄いというかですね、展開があまりにも読めすぎちゃって・・・。予想通りすぎて「やっぱりね。」という感想しか出てこないです。・・・あら、短いのにかなり辛口ですね;;;
・なみうちぎわ(中田永一)
これは既読(「百瀬、こっちを向いて。」)
・ハミングライフ(中村航)
これが一番好きでした。野良猫がキッカケで、木のウロをポスト代わりに文通を始める男女。お互いがだんだんと惹かれていく・・・めっちゃベタな展開なんだけど(笑)この著者は、気になりつつなかなか手が出ない著者でして。だって、「ベッタベタの優しい恋愛小説」ってイメージでね。そういうのは読み出すとはまっちゃうんだけど、読み出すのに躊躇しちゃうっていうか、なかなか気が乗らないんですよねぇ。これを機会に長編に挑戦してみるべきか・・・。
・DEAR(本多孝好)
小学生時代の甘酸っぱい思い出。誰もがこんな思いを抱いたんじゃないかな、と思える。あの頃を思い出して、ちょっと気恥ずかしくなったりもして。笹山さんの現在がなかなか・・・;;;でも、そこがいいのかな、とも思いますが。
・わかれ道(真伏修三)
初読み作家さん。ちょっと切ない。そして、もどかしい。なかなか良いとは思うんだけど、これを読んだだけでは、この方の他作品を読んでみようかなという気にはならないような。うーん、どうしてかな。
・ネコ・ノ・デコ(山本幸久)
恋愛小説?と突っ込みたくなりますが、これは好きだったので良し(笑)「がんばれっ!」と応援したくなる物語。そして、やっぱり山本さんは好きだなーと改めて思いました。「すっごい良かったっ!」と大興奮する作品というのはあまりないですが、新刊が出るとついつい手に取ってしまいます。
ラベル:著者(アンソロジー) 読書
このアンソロジー、大好きです。
私は「なみうちぎわ」が好きなのですが、
「ハミングライフ」も大好きです!
手紙っていいなぁと思います。
やっぱり相手の字が分かるって素敵だと思いますし。
私も中村さんって長編を読んだ事がないんです。
ちょっと考えてしまいます^^;
この作品、映画化もされています。
私はわりと好きでした。
「なみうちぎわ」「ハミングライフ」どちらもいいですよね~!私も好きです♪・・・映画化もされてるんですね!知らなかった;;;
苗坊さんも中村さんの長編は未読なんですね。そのうち読みたいとは思ってるんですが、なかなか・・・^^;