「ななつのこ」に続く、駒子シリーズ2作目。
再読。・・・だと思ってたんですが、なーんと!最後の章「ハロー、エンデバー」の途中までしか読んでなかったことが判明;;;読んでいたら、途中にしおり代わりの紙切れが挟まっているのを発見!・・・えへへへへへ、と笑うしかありませーん(笑)
前作「ななつのこ」と違うのは、駒子が書く手紙の相手と別の物語が挿入されていないという事。同じなのは、手紙に書かれた謎を、それを読んだだけで瀬尾さんがさらりと謎解きしてくれるという形式。そして、全体を包み込む優しい雰囲気。あ~「ななつのこ」だなぁと、心地よい優しさに包まれながら読みました。ただ、内容自体はかなり切なかったり、痛かったりもするんですけどね。
そして、最初の3編とその間に挟まれる差出人不明の手紙の謎が最後の1編で明らかに・・・。そことそこが繋がるのか!という驚きの構成に唸り、瀬尾さんの鮮やかな謎解きに唸る!もう見事にヤラレました。著者の掌の上でまんまと踊らされたような感じ。・・・なんですが!あのラストはちょっと消化不良気味です;;;あの二人があれからどうなったのか、というか、彼がどうなったのか、気になるーっ。もう一筆、描いてほしかったなぁと思わずにはいられません。
これを読了したタイミングで、注文していた「ななつのこものがたり」が手元に到着しまして。早速、読み返したんですけどね。最後のところで”ひつじのぬいぐるみ”に「おぉぅ!」と思わず歓声をあげました。やっぱり、やっぱり、そういうことよね?そうだよねー?と心で問いかけながら、うふふふふー♪と嬉しくなっちゃったのでした。
・秋、りん・りん・りん
・クロス・ロード
・魔法飛行
・ハロー、エンデバー
2009年06月16日
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