2009年05月17日

胡蝶の失くし物 僕僕先生(仁木英之)

僕僕先生」シリーズ第3弾。

3作目がこんなに早く読めるとは思ってなかったので、ちょっとびっくり。実は2作目の「薄妃の恋」でちょっとテンションが下がってたんで、読むのをちょっと躊躇したこの3作目でしたが、それを払拭するような感じで、テンポ良く、楽しく読めました。面白かった。読み終わった後に、続きーっと思えるくらいに。

王弁と僕僕との旅は続く。そして、またもや旅の道連れが増えていく~(笑)それも今度は、僕僕曰く「仙骨がある」殺し屋とか、蚕の姿をした少女とか、相変わらずバラエティに富んでます。おまけに、最初から僕僕と旅を続けている王弁なのに、どうも顎で使われっぱなし(笑)そこが王弁の良い所でもあると思うんだけど、王弁にしてみれば・・・でして。でも、いじけながらもハイハイと従う王弁は愛すべきキャラです~(笑)

全体的に、のほほ~~んとした雰囲気はあるものの、「仙骨のある」殺し屋は、元々は宮廷お抱えの暗殺者集団「胡蝶」から僕僕の命を狙うように命令されてきていたり、薄妃の恋の結末もあったりで、ドキドキハラハラもしたし、ホロリとすることもありました。

そうして、王弁と僕僕の仲は一向に進展する気配もなく一行の旅は続く(笑)そろそろなんか進展させてあげたいような、でも、もう暫くは王弁に悶々としてて欲しいような、そんな気持ちです~。この二人、どうなるんでしょうね。先が気になります。気になると言えば、蚕嬢もです。彼女がどうしてこんな姿をしているのか、謎は次作に持ち越しって感じなので、早く続きが読みたいですねぇ。




胡蝶の失くし物―僕僕先生
新潮社
仁木 英之

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ラベル:読書 著者(な)
posted by すずな at 07:14| Comment(2) | TrackBack(1) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そうそう、まだ決着が付いていない部分がどうなるのかがとっても気になりますね~。王弁と僕僕のイチャイチャっぷり?が少なめで物足りないかも~と思ったんですが、僕僕も表に出さないだけで色々考えてそうで、そのあたりのところも気になります!
Posted by エビノート at 2009年06月02日 20:41
>エビノートさん
気になる部分が置き去りですよね~。次作が待ち遠しい!
そして、王弁と僕僕の関係も。特に僕僕はどう思っているのか、そこら辺りをチラッとでも書いて欲しいですね(笑)
Posted by すずな at 2009年06月04日 04:53
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