「僕僕先生」シリーズ第3弾。
3作目がこんなに早く読めるとは思ってなかったので、ちょっとびっくり。実は2作目の「薄妃の恋」でちょっとテンションが下がってたんで、読むのをちょっと躊躇したこの3作目でしたが、それを払拭するような感じで、テンポ良く、楽しく読めました。面白かった。読み終わった後に、続きーっと思えるくらいに。
王弁と僕僕との旅は続く。そして、またもや旅の道連れが増えていく~(笑)それも今度は、僕僕曰く「仙骨がある」殺し屋とか、蚕の姿をした少女とか、相変わらずバラエティに富んでます。おまけに、最初から僕僕と旅を続けている王弁なのに、どうも顎で使われっぱなし(笑)そこが王弁の良い所でもあると思うんだけど、王弁にしてみれば・・・でして。でも、いじけながらもハイハイと従う王弁は愛すべきキャラです~(笑)
全体的に、のほほ~~んとした雰囲気はあるものの、「仙骨のある」殺し屋は、元々は宮廷お抱えの暗殺者集団「胡蝶」から僕僕の命を狙うように命令されてきていたり、薄妃の恋の結末もあったりで、ドキドキハラハラもしたし、ホロリとすることもありました。
そうして、王弁と僕僕の仲は一向に進展する気配もなく一行の旅は続く(笑)そろそろなんか進展させてあげたいような、でも、もう暫くは王弁に悶々としてて欲しいような、そんな気持ちです~。この二人、どうなるんでしょうね。先が気になります。気になると言えば、蚕嬢もです。彼女がどうしてこんな姿をしているのか、謎は次作に持ち越しって感じなので、早く続きが読みたいですねぇ。
2009年05月17日
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Weblog: まったり読書日記
Tracked: 2009-06-02 20:11
気になる部分が置き去りですよね~。次作が待ち遠しい!
そして、王弁と僕僕の関係も。特に僕僕はどう思っているのか、そこら辺りをチラッとでも書いて欲しいですね(笑)