この「楊令伝」10巻完結だと思っていたのは私の勘違いだったらしく、15巻完結らしい;;;進み具合がびみょーだなぁと思ってたんだよね。納得。
いよいよ、梁山泊軍と宋禁軍との真っ向からの戦いが始まりました。もうちょっとタメがあるのかなぁとも思ってたので、意外に早い開戦にはちょっと戸惑ったけど。お陰で、どんどん人が死んでいく・・・。そして、とうとう私の好きだった扈三娘までが・・・。まぁ、彼女はですね。早いうちに消えていくんだろうなぁとは思ってたので、覚悟は出来ていたというかですね。「あ~とうとうきたか」という印象でした。ただ、花飛麟との件は意外で、「えぇっ!?」と思わず叫んじゃったよ;;;
前シリーズ「水滸伝」で活躍した漢達の次世代、息子達がどんどん活躍している姿を読めるのは嬉しくもあり、ちょっと寂しさも感じてしまいます。そして、息子達の活躍ぶりと比例するように、かつての英雄達(というとちょっと語弊があるけど;;;)が、姿を消していく・・・。”老い”も描かれるこの作品は、それなりに辛辣でもあるんだよなぁ。それが、生物として当然のことではあるんだけどさ。
これから激闘が描かれ、いろんな人物が消えていくんだろうとは思うけど、この巻では楊令の活躍がイマイチ描かれなかったような気もして、次巻を早く読みたい!と心が逸ります。
(09.04.06読了)
2009年04月19日
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