2007年に小説誌に掲載された短篇から厳選された21篇の短編集。
職場の同僚からお借りしました。ま~凄いわ!と、目次を見ただけで思わず呟いちゃうくらいバラエティに富んだ作家陣。作品も見事なくらい様々なジャンルを網羅してました。これだけの作家さんが揃ってるので、もちろん好き嫌いもありました。が、そこまで「受け付けなーい;;;」というのはなかったかな。げげん;;;という感じで、気持ち悪いのはあったけど(笑)
特に印象に残ったっていうか、好きだったのをいくつか。
・笑わないロボット(中場利一)
檀家に隠れてスポーツカーを乗り回す僧侶が友人の子供を預かることになり・・・。僧侶なのに、なかなか破天荒な主人公(笑)でも、面白かったし、ちょっとホロリとさせられました。こういうテイストは大好き。
・みんな半分ずつ(唯川恵)
ちょっと・・・いや、かなり怖い。「なんでも半分ずつ」って確かに平等のようだけど、何事も四角四面でやっちゃうと息が詰まっちゃうなぁ・・・と、女性の私でも旦那さんに共感というか・・・ね。まぁ、あの女の子にはムッとしたけど。ていうか、やっぱ女って怖いよねーと(笑)
・雪の降る夜は(桐生典子)
なにがどうとは言えませんが好きな作品でした。そういや最近、桐生さんの作品を読んでないなぁ・・・と思ったり。近いうちに読んでみよう。
・図書室のにおい(関口尚)
ちょっと、うふふふ。と微笑めるお話かな。読書の楽しみを知った彼のその後のお話も読んでみたいかも。
・渦の底で(堀晃)
初読み作家さん。思いっきりSF。宇宙空間で消息を絶った無人探査機を探す主人公。最近、こういうSFを読んでないなーと思ったら、俄然、読みたくなってきた(笑)今度、この著者の他作品を探してみようかな。
・蝉とタイムカプセル(飯野文彦)
初読み作家さん。ファンタジーかと思いきや、なんだかホラーテイストでして。最後は、すっごーーーく気持ち悪かった;;;読後感、最悪。でも、なんだかこの作家さんの他作品を読みたくなったという;;;矛盾してますが、それだけインパクトが強かったのかな。
ラベル:著者(アンソロジー) 読書
ちなみに2007年版は読みました。「ミステリー」短篇ベストコレクションと勘違いして。(^^;
あ!すんごい間違いですねぇ^^;;;ご指摘ありがとうございますっ!!早速、訂正します。うわ~助かりましたぁ!
あら、勘違いで2007年版は読まれたんですね(笑)でも、ミステリも含まれてたでしょうから・・・楽しまれたんじゃないんでしょうか、きっと(笑)