ランチタイムに相席になったのが縁で仲良くなった、恋愛の苦手な女性たち3人を描いた連作短編集。
26歳、29歳、35歳の女性達が、それぞれひょんなことから知り合った男性との関係に思い悩む様子が描かれているこの作品。もうね、3人のどこかしこに、思わず自分の姿を発見してしまって「うわわわっ」となりました(笑)なんたって、30代独身女ですからね、私は。いや~ちょっと痛いというかなんというか・・・。3人それぞれに、びみょーに共感できて、びみょーに似てる部分が見え隠れするんだもん。男性に対する態度とか、恋愛や仕事に関するスタンスとか、独りでいることの気楽さとか、なんとかかんとか・・・。あ~分るわ~とか、あ~そうそう!そうだよね~とか、うんうんと頷きながらの読書になりました。
リアルすぎて、ちょっと(かなり?)痛かった部分もあったけど、それなりに楽しく読めた。でも、最後の章はちょっとねぇ;;;でした。なんか、唐突すぎたような印象を受けちゃったんですよねぇ。無理矢理終わらせたって感じ。一人だけならまだわかるけど、みんなが良い雰囲気になるなんて、あまりにもご都合主義じゃないですか?と著者に言いたい気分です。ちょっと残念。
2008年12月12日
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