もうねーっ、ラストが近づくにつれて涙がどんどん溢れてきて困りました。そんな訳で、大泣きしながら読了。よく頑張ったね。本当にすごい!!と、アスラをぎゅぅーーーっと抱きしめたくなりました。
アスラと彼女を利用しようとするシハナ、そしてそんなことにアスラを利用させてはならないとする兄のチキサとバルサにタンダ。シハナの暴走を止めようとする父のスファル。立場や考え方によって、こんなにも複雑に事態が絡み合うものなのかと改めて驚きました。アスラに滔々と言い聞かせるシハナの語りを読みながら、「いけない。ダメよ、ダメ!」とアスラに向かって必死になって祈るような気持ちで言い募ってしまいました。お話だっていうのに・・・(笑)かなり、のめり込んで読んでしまった。
周囲の思惑によって翻弄される子供。何にもしらない子供を、自分たちの都合のいい存在にしたてあげようとする大人。この構図を見せつけられ、なんだか自分自身を省みてしまったり。
この守り人シリーズを読む時、ついつい姪の顔を浮かべてしまいます。私はあの子達をキチンと護れるような大人だろうか。彼女たちに害をなそうとする何もかもから隠すように壁を作るのではなく、自分の頭で考え、自分の足で立てるように護る。そんな大人だろうか。そして、自分の都合のいい子供にしようとしていないだろうか。バルサやタンダの言動を読む度に自分に問いかける。そして、自分の弱さを知っているだけに、とても不安になる。こんなこと、親が考えることなんだから、伯母である私が心配するのはおこがましいのかもしれないんだけど。でも、彼女たちの身近にいる大人としての責任を感じていたいし、成長を見守っていたいという気持ちは強いのです。だから、出来るだけ、バルサやタンダのような大人になりたい、彼らに近づけるようになりたいと切に願ってやみません。
ラストは希望が見えかけたところで終わってるんですよね。うおー、ここで終わりっ!?ってすんごい気になるんですけど。でも、きっと目覚めたんだと思いたい。そして、シハナがどうなったのかっていうのも気になるんですけど!この後、再登場するのでしょうか。なにか一波乱ありそうなんだけどなぁ・・・とドキドキ期待と不安が入り乱れます。
【守り人シリーズ】
**精霊の守り人
**闇の守り人
**夢の守り人
**虚空の旅人
**神の守り人 来訪編
**神の守り人 帰還編<本書>
**蒼路の旅人
**天と地の守り人 第一部



よかれと思ってしていることだって、どんな影響を及ぼすかわからない。
だけど、その「よかれ」が、大人自身にとっての「よかれ」ではなく、子どもにとっての「よかれ」を願っているのなら、子どもの笑顔を守るものになると思うんだ。きっと。
いろいろと考えさせられる本でした。
難しいってことを、このお話を読んで改めて実感したよ。自分に都合の良い「よかれ」にならないように気をつけようと思う~。