「音楽」をテーマにした短編集。
タイトルから「歌」がテーマだと思って読んだんですが、”歌い手”だけでなく”ミュージシャン”を描いたものでした。
小路さんということで、最初から泣く覚悟で読んだからか、「そこまでないなぁ・・・」と思いつつ読み進めていました。でも、読んでいくうちに、いつの間にか涙してジーンとなっておりました。小路さんらしい”音楽”を、”文章”で充分に堪能できた一冊。そして、「音楽」の力を感じた一冊。
一番好きだったのは、やっぱり「その夜に歌う」かな。ベタですが(笑)絶対に大丈夫!と思いつつも、最後までドキドキさせられて、思わずホロリ。他に好きだったのは「ウルトラホーン」「バラードを」かな。「バラードを」は、ちょっと重いですねぇ。なんていうか、ミュージシャンのサガというものをヒシヒシと感じました。
最後の「明日を笑え」は、ドリフターズがモデル。ベースの話は本当なのかな?それともフィクション?どっちーっ!?と、気になります(笑)本当だったら凄いですね~。
私も「音楽」の力に救われ、励まされた(てる)一人。本を読んだ時と同じように、音楽を聴いて涙したり、元気や勇気をもらえることも多い。本が無くては生きていけないと本気で思っていますが、私にとって、その次に必要なのは音楽なのかもしれない。
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またしても「読書感想文」(笑)が溜まっております;;;なんだかバタバタってのと、気分がイマイチなせいかなー。でも、未UP記事がどんどん溜まっていくし、TBやらコメントやらを付けてくださる方もいらっしゃる・・・ということで、とりあえず一言だけでもという気持ちでキーを打ってみる。短いのはもうしょうがないってことで。
2008年10月28日
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うたうひと 〔小路 幸也〕
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Weblog: まったり読書日記
Tracked: 2008-11-14 20:10
私も「その夜に歌う」好き。最後には一緒になって快哉を叫びたくなっちゃいました。
「明日を笑え」はモデルが丸分かりでしたけど、ベースの話が本当だったらすごいなぁ!と思う内容でしたね。コメディアンとしての印象が強いけれど、ミュージシャンとしても活躍してたんだよねぇ~と改めて思い出しました。
「その夜に歌う」は良かったですね♪私も同じように快哉を叫びたくなりました!
「明日を笑え」のベースの話はどうなんでしょうね?本当かどうか気になります~。私もコメディアンとしか知らなかったので、武道館の前座の話を聞いた時にはすっごく驚いたのを憶えています^^;