あ~どっかふらりと旅に出たい!と、そんなことを思わせるエッセイでした。
1ヶ月に1県。青森に行ったついでに秋田までということはしないで、毎月1県ずつ。33歳から37歳までの4年間をかけて出かけていった旅の記録。ウェブ連載されていたものをまとめたもの。
失ったものはお金(220万円)と可愛げ。得たものは日本地図がだいたい頭に入ったこと、故郷トークが出来るようになったこと。うーん、”可愛げ”ってあたりがリアルだ(笑)
1ヶ月に1県だからって、すんごいこだわって名物を食したり、あれもこれもと観光地を回ったりする旅ではない。ガイドブックを眺め、興味をそそられた場所にふらりと立ち寄る旅。ご飯も、海鮮物は苦手だし、一人で居酒屋さんに入るなんてとんでもないから、デパ地下で惣菜を買ってきてビジネスホテルの部屋で食べたり。そんなゆる~い感じが読んでて伝わってきて、あ~私もこういう”気負わない旅”がしたいなぁと思った。
ひとり旅。私も最近はひとり旅がほとんど。現地で友人達と会う事はあっても、基本的には一人。最初はこの著者のように、一人でいることに居心地の悪さを感じたりしてたんだけど、だんだんと慣れてきて、最近では一人の楽しさを味わえるようになってきた。気楽でいいんですよねぇ。誰かと一緒の旅も楽しいし、自分の要望を我慢してまで付き合うってことはしてないんだけど(笑)、でも、一人の気楽さを感じちゃうとクセになるっていうかね。自分のペースで行動できるし、その時の気分で予定変更もOK。ホテルの部屋であられもない姿(笑)のまま、部屋でウダウダぁ~と過ごしたりも出来る。そして、実はこの著者と同じように、ビール片手にデパ地下やコンビニ惣菜を食しながらホテルのTVを見て過ごしたり。まぁ、ひとり旅といっても、だいたい場所は決まってるからね。目ぼしい観光地も散々回ったし。だったら、だらり~んと日々の疲れを癒すことに専念しちゃう方に力を注ぎたくなるもんなんでしょうね。ま、行き慣れた場所じゃなくって、初めての土地での一人観光ってのにもか~な~り~慣れてきた感はあるけど(笑)
このエッセイを読んだら、ますます鳥取砂丘に行きたくなった!以前、鳥取には行ったことがあったんだけど、時間の関係で砂丘行きのバスを途中下車したんだよねぇ。それ以来、なんだか縁がない。行きたいなーという気持ちが日に日に膨らんできております。おまけに、このエッセイのように47都道府県を回ってみたくなっちゃったり。1ヶ月に1県だけっていう贅沢な旅は出来そうにないけどね(笑)
2008年09月30日
この記事へのトラックバック
「47都道府県女ひとりで行ってみよう」 益田ミリ
Excerpt: 47都道府県女ひとりで行ってみよう益田 ミリ幻冬舎 2008-06売り上げランキング : 11199Amazonで詳しく見る by G-Tools 内容説明 32歳の終わりから37歳まで、毎月毎月出..
Weblog: 今日何読んだ?どうだった??
Tracked: 2008-10-19 21:00
益田ミリ『47都道府県 女ひとりで行ってみよう』
Excerpt: 47都道府県 女ひとりで行ってみようクチコミを見る 内容(「BOOK」データベースより) 32歳から37歳まで、毎月毎月出かけていった。わたしには、ひとり旅に出られない理由がないのだった。 著者..
Weblog: どんちゃんの知的娯楽ブログ
Tracked: 2009-01-16 22:12
ゆるい旅行記よかったですよね。読んでたら「ああ旅行ってそんな気負わなくていいんだ…」って安心できました。47都道府県、わたし自身行ってないところが結構あるんですけど死ぬまでに全部行くことあるかしら?益田さんみたいにやってみたくなります。途中でくじけそうですけど。
そうそう。こういう気負わない旅ってありなんだ、それでいいんだと思える旅行記でしたね。
私も47都道府県って行ってない所が多いです。なので、益田さんみたく1ヶ月に1箇所じゃなく1年に何箇所ずつそれも1回に数県ずつとかでもいいから行こうかな~制覇に向けてやってみたいな~と思っちゃったりしました。