2008年05月13日

竜馬がゆく(三)(司馬遼太郎)

この巻は、なんといっても竜馬と勝海舟の出会いですね。脱藩した竜馬が、勝と出会い、交流を深め、幕府に対する考え、諸外国に対する考えを新たにしていく。そして、海軍塾創設へと動き出す・・・。

自分のそれまでの考えや生き方を変えるような出会いというのは、そうそうあるものではない。竜馬と勝の出会いは、まさにそれであったのだろうなぁと思えました。竜馬は勝と出会うことによって、自分の進むべくというか、進みたいと思う道を見つける。

誰とどういう”出会い”をしたのかというは、すっごく重要なこと。最近、私がヒシヒシと感じていることです。私は、”出会い”によって自分を知り、周りを、他人を見るということを教えられ、それによって自分が多少なりとも変われたと思っています。お陰で、誰かとそれなりの人間関係を築けるようになりました。そういう”出会い”って、願ったからって出来るものではないし、どこでどんな出会いがあるかも分からない。見逃さないように、ひとつひとつの”出会い”を大切にしていきたいと改めて思いました。

竜馬はやっと脱藩を許され、海軍塾創設へと動き出したところ。まだまだ、歴史の表舞台は遠いのかなという巻でした。



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**竜馬がゆく(一)
**竜馬がゆく(二)
**竜馬がゆく(四)
**竜馬がゆく(五)
**竜馬がゆく(六)
**竜馬がゆく(七)
**竜馬がゆく(八)


竜馬がゆく〈3〉 (文春文庫)
ラベル:読書 著者(さ)
posted by すずな at 11:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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