2008年04月10日

浅田真央、16歳(宇都宮直子)

浅田真央、15歳』の続編。前作よりも、内容にボリュームがある感じです。

真央ちゃんって、TVのインタビューなんかを見ていると、年齢よりも幼く感じるんだけれど、それは見かけだけなんだなーというのがよく分かる。あの、ほんわかぽわ~んとした印象に騙されてしまうんだけど、実際の彼女は、年相応、ある意味では年齢よりも老成している部分も多いように感じます。まぁ、語彙が少ないなぁ・・・と感じることは多いけれど(笑)でも、そこを彼女の欠点ではなく、長所と感じてしまうのはファンである私の欲目なんでしょうか・・・。演技中とのギャップが魅力です(笑)

16歳、高校1年生になった真央ちゃんは、充実した練習環境を求めて渡米します。日本の方がいいに決まってるんだけど、日本に帰っても練習場所がないんだからと、帰れないんだからと、気持ちに折り合いをつけて頑張る姿に、アスリートとしての姿を感じました。

得意とするトリプルアクセルが飛べなくなって、それでもNHK杯、グランプリファイナル、全日本選手権、そして世界選手権と試合は続いていく。読みながら、あの頃の真央ちゃんの姿や表情が浮かんできて、涙が溢れてしましました。特に、世界選手権でのお母様とのエピソードには・・・。

アメリカに渡ったことで、「人種差別ってあるんだね」ってことを実感したり、得意だったジャンプが飛べなくなったり、試合前に骨折しちゃったりといろんな経験をして、それに押しつぶされることなく、前向きに頑張る真央ちゃんを、これからもがんがん応援していくぞ!と誓いも新たにしたのでした(笑)

もう少ししたら、17歳の真央ちゃんにも会えるのかな?16歳の時よりも、大人になって、壁にもぶつかった真央ちゃん。衝撃の転倒をしたにもかかわらず、試合を投げることなくキッチリ滑りきって世界女王にもなった真央ちゃん。あの1年間を、どんな気持ちで過ごしたのか知りたいな、と思います。


浅田真央、16歳
ラベル:読書 著者(あ)
posted by すずな at 15:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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