2008年04月04日

ぞうの せなか(秋元康)

4月1日で5歳になったばかりの姪が、ばぁばと泣きながら読んだ、読み終わった後は二人で大泣きした、と聞いて読んでみました。

「父は背中で語る」
まさに、そんな絵本でした。死期を悟ったお父さんゾウが、自分の行動する姿を見せ、無言で息子に伝えたこと。そのメッセージをきちんと受け取った息子。そして、そのメッセージはその子供にも・・・。

命とはいつか消えていくもの、動物にはいつか必ず死が訪れる。それでも、連綿と続いていく命の営み。親から子へ、子から孫へと受け継がれていく大切なもの。お父さんゾウの気持ち、子ゾウの気持ち、そして、黙って見守るお母さんゾウの気持ち。それぞれの気持ちがぐんぐんと胸に迫ってきました。途中から、文字が涙で滲んでしまって・・・。

私も何かしら、次代の子供たち(姪)に残せる、伝えられる大人になりたいものだと、そんなことを思いました。

それにしても、これを読んで姪っ子が泣いたってのが驚きです。いつの間にか、こういう想いを理解できるようになったんだなぁ・・・。5歳ってそんな年齢なんですね。子供は知らないうちに成長してるんだということを改めて知ったのでした。


ぞうの せなか (講談社の創作絵本)
ラベル:読書 著者(あ)
posted by すずな at 13:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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