どぉーーーっぷり疲れたよぉぅ。特に前半は、なかなか物語に入り込めなくって、ちょっと大変な読書になりました。
蜜姫シリーズ2作目。
小説というよりも、なんだか研究書のような印象が強いです。なので、特に前半は説明といいますか、講釈がだらだらだと続く感じでなかなか読み進められなくって困りました。どうも、この手の内容は苦手なようです。後半になるにつれ、物語要素も多くなってきて、多少のワクワク感も手伝って一気に読めたんですけどね。
「竹取物語」から謎を解いていくこのお話。よーく慣れ親しんだ「かぐや姫」のお話を、そう解いていくのか!そう解釈していくのか!そういう見方もあるのかっ!!という意外な展開に、とっても楽しませてもらいました。でも、その講釈が長くって;;;途中、辟易しちゃったところもあったんです。なかなかお話が進まないし・・・。
おまけにですね。猫好きは私としては、蜜姫が、キケンを省みずみんなの危機を救った忍び猫タマを見捨てようとしたりしたもんで、かなりの不快感を感じてしまいまして。確かに、主人公は蜜姫なんだけど。どうしてここでタマを見捨てるっ!?と、本に向かってむっきーっとキレてしまいました。そういうところもあって、どうも蜜姫には感情移入できなくって・・・。
そんな訳で、ラストが近づくにつれ、ワクワクの展開に読むスピードもUPしたんだけど、なんだかなー;;;な読書となってしまいました。