なんと言えばいいんだろう。ってか、どんな風に感想を書けばいいのか、これを打ちながらも悩んでる私;;;修行します。山に篭って出直します。って言いたい気分。・・・って、くだらんことをウダウダ垂れ流すな!って感じですが(笑)
一言で言うなら、面白かった。読みながら、自分も小学5年生に戻ったような気分になれましたね。何よりも、「あ~そうそう、わかるわー」という共感部分が多かったかな。お父さんが急に仕事を辞めちゃってお母さんの実家で働き出したり、そのせいで引越ししなきゃいけなかったり、いつの間にか恋の橋渡しをすることになっちゃってたり、そしたら、橋渡しをしなきゃいけない男の子の秘密を知ってしまって、気付くとその子との距離が近くなってしまっていたり・・・。「大人は大事なことは教えてくれない」っていう不満や不安。異性に対する恋未満の感情。女の子同士の微妙な関係。なんか、どれもこれも経験した感情で、懐かしくもあり、こっぱずかしくもあり、切なくもあり・・・いろいろでした。
主人公の香な子ちゃんが本好きなのも、私的にポイントが高かった(笑)そして、コーモリに貸したお父さんの本が「ウルフガイ シリーズ」って!うっわぁ、私も一時期、めっちゃハマって読んだよなぁ。それも、最初の頃は同じように人に勧められて、その人から借りて読んでたんだよね(笑)なんだか、懐かしいというか何と言うか・・・。おまけに、香な子ちゃんが星新一さんの本を読んでて。最近ですね、新井素子さんが編集した星さんの本が出版されてまして。それを読むべきかどうか迷ってたんですよ。ショート・ショート集なので、いくら大好きな素子さんが選んだとは言っても、短編集が苦手な私が最後まで読みきれるのか不安で・・・。でも、タイミング的に、「これは読め!ってこと?」ってな風に思っちゃいますねぇ。読みきれるかどうかはワカンナイけど、ちょっと手に取ってみようかなという気分になりました。
「笑う招き猫」のアカコとヒトミもちらっと登場しました。「おぉっ、深夜のラジオ番組を持っちゃって!」って嬉しくなった。頑張ってるんだなぁ。その後のお話も読んでみたいなぁ・・・。
それにしても、コーモリってば、すんごいカッコイイ言葉を言ってましたねぇ。
「おれがそばにいないと、きみよりさびしいおもいをするひとがいる」
くぅーっ。そんなこと言われちゃったら、香な子ちゃんじゃなくったって、私だって何にも言えないよなぁ。もうさ、小学5年生がそんなセリフを言うな!って感じですよ(笑)
そうそう!コーモリのお母さんも素敵な言葉をおっしゃってましたね。
「女は努力してきれいになる。男は苦労してかっこよくなる。」
・・・努力します。でも、もう遅いかも・・・ねぇ(笑)
香な子の初恋が微笑ましくって、自分の初恋を思い出して懐かしかったで~す。
幸福ロケットはいいですよね~京成線の車内から眺める車窓なんかがくっきり脳内でイメージできました。このふたりには幸せになってもらいたいもんです。心からそう思います。
そうなんですよ!思わず「おぉ、ウルフガイっ!」と叫んでしまいました(笑)星さんの作品は、ほとんど手付かずなので、これを機会に読んでみようと思っています。
私も香な子を応援しつつ、あの頃の自分を思い出して懐かしくなりました。小学生の頃を懐かしく暖かく思い出せる作品でしたね。
>まみみさん
可愛く微笑ましい二人でしたね~。是非、幸せになってもらいたいですね。
ウルフガイシリーズは一時期ハマってたんですよねぇ。なんだか、もう一度読みたくなってきました。。。