面白かった。前作の「交渉人」より面白かった~。前作以上に、ぐいぐいと引き込まれて読みましたね~。
銀座の交番爆破。そして届いた、都内の爆破予告と地下鉄爆破テロ事件を起こした新興宗教”宇宙心理の会”教祖の釈放要求。犯人に警視庁との交渉役に指名された遠野麻衣子警部。犯人とのネットやメールを通しての交渉。爆弾はどこに?そして、真犯人は?
犯人はですね~、あの人かあの人かなぁ・・・と当たりを付けていた人のうちの一人でして。前作のように「うぬぬぬ、この人かっ!」っていう歯軋りはせずにすみました(笑)前作を読んでいたから、推測できたようなもんだけどね。犯人の予測はついたものの、それが作品の面白さに水を注す事は無かった。最後まで、ドキドキハラハラしながら読めました。
欲を言えば、あのバスの運転手さんがどうなったのか、非常に気になるところではあるんだけど・・・。本当に脇役で、本筋には何ら支障はないんだけど気になるんだよ!どうなったのかな。無事なのかなぁ。それとも、アレてやっぱり、そういうこと?そして、警視庁のパスワードを解明したオタクの方々。「入れました!」って会話後、登場してない。・・・よねぇ?あの方々は何のた為に登場されたの?あれだけだったら、わざわざ描写する必要ってなかったんじゃないかなぁ、と思っちゃったんだけど。あの場面を描写する意味って何?・・・って、なんか、すんごぉーーくオブラートの包まれていて、作品を読んだ人じゃないと分からないねぇ(笑)だって、サスペンスですからね。あんまりネタバレしたんじゃ面白くないだろし。ある程度のネタバレはしても、さすがに限度があるからさ~。一応、私にもそれくらいの配慮はできますです。
ということで、この手のお話は感想が書きづらいんだよねぇ;;;何を書いてもネタバレになりそうで・・・。
このお話って、実際の事件とかをモチーフにしてあって、そういう意味では新鮮さはあまり感じない。おまけに、い、いいのか?と、ちょっと心配になってしまったりもするし。そして、「交渉人」というタイトルはついてるものの、犯人と交渉人との息詰る駆け引きってのは、殆ど無かった。そこが物足りないといえば、物足りなかったかな。まぁ、先にも述べたけど、だからってそれがこの作品の面白さを減じるものではないけどね。
タイトルの”最後の事件簿”てのがね~。最後じゃなさそうな気がするラストなんだけど・・・。どういう意味なのかなぁ。著者の「このシリーズはもう書かない」っていう意思表示なんでしょうか・・・。面白かったから、出来れば続編も書いて欲しいんだけどなぁ。それにしても、この著者さんって色んなジャンルの作品が書けますねぇ。これを書いた人が「パパとムスメの7日間」も書いた人だなんて、ちょっと想像できない(笑)でも、どっちも楽しく読めたんで、今後も色んな作品を発表してくれることを期待しております。
「恐怖心」のあおり方も見事です。
楽しく読ませていただきました。
次、期待ですね。
息が切れるほどのスピード感に、ぐいぐいと読み勧めました。
現実でもこんな風にパニックが起こるんだろうなぁ、とリアリティがあって怖かったですね~。
前作、忘れかけてましたけど戸井田の再登場、活躍に、おぉ、五十嵐さん、ちゃんとシリーズもののお約束をわきまえていらっしゃる、さすが、と(笑)。
タイトルの意味は、最後と思って臨んだら最初になったというふうに捕らえました。
続編も書いて欲しいですよね~!。
戸井田さんって、もうすぅーーっかり忘れていて・・・。登場した瞬間、「誰?」って感じでした^^;
タイトルの意味、そういうことなんですね~。なるほど、なるほど!
続編、読みたいですね!
ドキドキと面白く読めたのは良かったんですけど、せっかくのタイトルがちょっと勿体ない感じでしたね^^;
続編もありそうな感じなので、次作に期待ですね。