2007年12月14日

別冊 図書館戦争 もしもタイムマシンがあったら(有川浩)

図書館戦争シリーズのスピンアウト。電撃文庫MAGAZINE創刊号掲載。

はやい;;;はやすぎるぅぅーーーっ!もう少し最終巻の余韻に浸らせろぉーーーっ!!と、内心ちょいとウダウダしながらも、「読まない」という選択肢は浮びません(笑)発売を心待ちにしておりました。著者の「意外なラインを攻めたかもしれません」にあれこれ想像をめぐらせていたんだけど、まさに”意外なライン”でした。うはー、まさに予想外。

主人公ではないにしろ、ちゃんと郁や堂上教官や手塚に小牧などの主要人物はチラと登場。・・・そういや、柴崎がいなかったなぁ。

最初の会話に反応する。郁と堂上教官って、仕事中でもな~んかラブモードなんですけどぉぉぉっ。お互いに照れて、「ラブ話」系はお茶を濁すとか、そんなんかなーと思いきや、郁ちゃんってば堂上班の面々を前にして、「(タイムマシンがあったら)「運命の出会い」のときに戻りたいかなー」とか言ってるし!それに対して堂上教官も「~運命運命言いながら人の顔すら覚えてなかった奴が!」って、言い返したりして・・・。や~いいんですけどねぇ。いいんですけど・・・萌えがないぃぃぃ(がっくり)とちょっと物足りなさを感じてしまったり(笑)
ま、メイン話はそこじゃないんでいいんだけど。

そして、このシリーズでは初めて「良化隊員」側が語られる。まぁ、”元”って言葉がつくけどさ~。

それにしても、緒方副隊長の過去ですかぁ。・・・彼が元良化隊員ってのは本編で触れられていたっけ?ちょっと記憶にないんだけど。ってか、ほとんど名前くらいしか覚えてない;;;やっぱ、4月までに全巻読み直しが必要ですなぁ。
とっても切ないお話でした。でも、最後は・・・うふふふふ。うっかり涙しそうにもなっちゃったよ。メインは切ないラブ話だったけど、図書館シリーズらしい場面もシッカリ織り込まれておりましたですね。

タイミングって大切。ちゃんと向き合うことも、自分で考える事も、すっごく大切。もし間違ったとしたら、間違いを認めることは、もっともっと大切。そして、とっても大変だけど、間違ったと自覚したまま進んじゃいけない。流されてはいけない。立ち止まること、止めること、やり直すこと。どれも大変だけど、行動する勇気を捨ててはいけない。

ということで、このお話もしっかり収められるであろう単行本『別冊 図書館戦争Ⅰ』が2008年4月発売だそう。電撃HPにこんな文を発見。
『アニメ化御礼ベタ甘全開スピンアウト・別冊シリーズ第一弾!
武闘派バカップル恋人期間の紆余曲折アソート!
※恋愛成分が苦手な方はご健康のために購入をお控えください。』

・・・え?えーとぉぉぉ;;;この緒方副隊長編はなんだか掲載されてなさそう・・・な気がする(笑)ってか、これって、これって、これってぇーーーっ!ぐわぁーっ。悶えまくりな内容みたいですなぁ・・・。

アニメ化ににスピンアウト。それも”Ⅰ”ってことは”Ⅱ”もある訳で。いろんなエピソードが読めそうで楽しみだっ!!嬉しーっ♪と心から思いつつ、「早すぎっ!せめて1年くらい空けてくれーっ」という複雑な思いも捨てきれない私であったんだけども。・・・俄然、楽しみの方が膨らんできました。わくわく♪
・・・なーんて、単純な私なんでしょう;;;


【図書館シリーズ】
1)図書館戦争
2)図書館内乱
3)図書館危機
4)図書館革命<最終巻>


電撃文庫MAGAZINE (マガジン) 2008年 01月号 [雑誌]
posted by すずな at 05:57| Comment(6) | TrackBack(2) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはよーございます。隊長&副隊長そろって、なんて女泣かせなの!?と思いながら読みました。
でも、緒方さんが玄田さんより先に引退しようというのが甘いとも思いました。
すずなちゃんが読み終わった様子なので、適当なところで、こちらの感想も書き直します。多分。
Posted by あまね(香桑) at 2007年12月14日 10:14
>あまねちゃん
おはよーございますぅぅ☆期待を裏切らない、期待以上のお話でした。
ホントだよ。全く二人揃ってねぇ・・・。そんな上司を持った割には部下はそういう面はなんとか出来たようでなりよりですな(笑)

気を使わせちゃったようで申し訳ないです;;;
Posted by すずな@主 at 2007年12月14日 10:51
ごめん。かえって気を遣わせた。
できれば、一緒に、同時に楽しみたいな、と思ったから。だって、有川さんの本は、なんだか特別じゃない?
それと、雑誌の入手には人によって時間差があると思ったから、他の人に対してもネタバレにならないよう、すずなちゃんを基準にさせてもらったの。他の人が読み始めるのを待って、それからにしたほうがいいかな、と。
とりあえず、書き直しました。雑誌記事の感想なんで、やっぱり簡単なものですが。
Posted by あまね(香桑) at 2007年12月14日 11:13
>あまねちゃん
あや~そんなに気にするなーっ。
申し訳ないなぁ;;;と思いつつ、実はその気遣いがとってもとぉーーっても嬉しかったりしちゃったのよぉぅ(^^ゞ私には出来ない気遣いに改めて感じ入った次第。

・・・まったく、こんなところで、こんなことまで言わせるんじゃないっ。めっ☆(笑)
Posted by すずな@主 at 2007年12月14日 11:58
TBありがとうございました。
こちらからも、お返しさせていただきます。

>この緒方副隊長編はなんだか掲載されてなさそう

「別冊~」の構成もきになりますよね。
図書レンジャーのエピソードメインで、その他脇役の短編が入るってトコロでしょうか?
何にしても、気合いを入れて読まないといけないような気がしています。(^_^;)
Posted by 白い怪鳥 at 2007年12月15日 08:11
>白い怪鳥さん
こちらこそ、TB&コメントありがとうございます。

「別冊~」どんな感じなんでしょうね。楽しみですね~♪
き、気合ですね^^;恋愛成分が半端じゃなさそうですもんね(笑)
Posted by すずな@主 at 2007年12月15日 15:32
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雑誌:別冊 図書館戦争
Excerpt: 有川浩 2007 電撃MAGAZINE No.1 読みました。本編終了直後に発表
Weblog: 香桑の読書室
Tracked: 2007-12-14 10:10

『別冊図書館戦争-もしもタイムマシンがあったら』を読む
Excerpt: 別冊図書館戦争-もしもタイムマシンがあったら有川浩/著[電撃文庫MAGAZINE1(プロローグ)掲載:メディアワークス刊]有川さんの日記で「意外なライン」とありましたが・・・・・ホントに本編では脇..
Weblog: 怪鳥の【ちょ~『鈍速』飛行日誌】
Tracked: 2007-12-15 08:01