”家”をテーマにした6つの短編集。解説によると”在宅小説”だそうな。なるほど。うん、うまい表現だ(笑)
妻と夫のどちらかが主人公で、6組の夫婦が描かれる。ネットオークションにはまる専業主婦、会社が倒産して主夫になった夫、妻と別居し家の中を自分好みに替えることに熱中する夫、内職斡旋会社の営業マンを相手に妄想する妻、転職を繰り返す夫を持つイラストレーターの妻、そしてN木賞受賞した途端、妻が”ロハス”にハマった小説家まで(笑)
どのお話も、誰もがキッカケさえあれば陥るんじゃないかというリアリティがあって、おまけにピリリと風刺が効いてて、そしてクスリと笑えるお話達ばかり。どれも甲乙付けがたいくらい、楽しく読めました。
特に、最後のN木賞作家を主人公にした「妻と玄米御飯」が好き。とっても笑えましたね~。ロハスに心の中で突っ込みをいれつつも、玄米で体調は良くなるし、ヨガは気持ちがいい!と認めざるをえない。そして、妻を含めロハスにハマる人々を自分の小説のネタ(ユーモア小説)にしたい!傑作が書けるのに・・・と葛藤する職業病的なところ。読みながら、うぷぷぷぷと笑わせてもらいました。最後のオチには手を叩いて爆笑したいくらいでした。
実はですね、私もお昼のお弁当以外は玄米御飯で、最近、ヨガを始めたばかりでして、効果に頷きつつ読みました(笑)だって、本当に玄米御飯でお通じが良くなったんですよ。効果抜群です。おススメです!ヨガは始めたばかりで、レッスンに行く度に筋肉痛に襲われたりしますが、肩凝りが少しずつ軽くなってきてる!・・・ような気もします(笑)
小説じゃなくって、もしかしてエッセイなのか!?と、そんなことまで想像しちゃえる楽しさも味わえました。
「妻と玄米御飯」は、ほとんど実話なんだろうな~と思っちゃうくらいリアルでしたよね。
あの原稿、読んでみたいです。
どこにでもありそうな、ネタ。
見方をかえると、こんなにいい物語になるんですね(笑
TB,コメントありがとうございました。
玄米御飯って効果抜群なんですね。試してみようかな。
ヨガは痛いのは、ちょっと…(笑)。
風刺が効きすぎてヒヤヒヤもありましたねぇ(笑)でも、そこも魅力でしたね。
私も”あの原稿”読んでみたいです!どっかで発表してくれないかしら・・・無理かな(笑)
>じゅずじさん
どこにでもありそうなところが親近感を持てて、楽しく読めましたね~。
そうそう。”倒産”して主夫とか、見方を変えただけで随分と印象が変わるものだな~と思いました。
こちらこそ、TB&コメントありがとうございました。
>藍色さん
奥田さんらしい笑いで、楽しく読めましたね。
玄米御飯は良いです!体質にもよるんでしょうが、私には効果抜群でした。友人にも勧めたらその友人もハマッテました(笑)
ヨガは私が運動不足だっただけだと思いますよ~^^;
そうそう。ロハスには、私も「書いて、書いてっ!」と心の中で煽りまくってました(笑)
気になりますよね。読みたいですね。
笑いましたねぇ~、この作品は!
なんでこんな普通の「家(家族)」の物語が、これだけ笑えるのか。奥田さんの筆力ですね~。
私、大塚氏の『妻と玄米御飯』を読んでみたいです♪
最初から最後まで笑いっぱなしでした!
奥田さんってホントすごいですね。
大塚氏の幻の原稿(笑)読んでみたいですね
この本、読み終わりました。穏やかで読みやすい本でした。
ロハスの幻の原稿、こっそり読みたいなぁ。大塚氏の家庭環境が、知人の話に似ていて微苦笑しました。
何も考えずに笑って読める本だったね。
私も幻の原稿が読みたい!!(笑)