父親の突然の死をきっかけに、父の生前の秘密を知ってしまう残された家族。病的にまで厳格だった父が、実は浮気をしていたことを知った子供達。始めは信じられなかった子供達三人が、やがて父がひた隠しにしていた過去や故郷を知ることになる。動揺し、嫌悪し、やがて、父の故郷へ行くことに・・・。
上手くいかないことを、厳格な父のせいで・・・と思いつづけてきた主人公や兄妹が、父の故郷を訪ね、その土地に住む親戚達との交流を通して、父もまた故郷や親に囚われ続けたいたことを知る。父親を一人の男性として、人間として感じたことで、父を許し、父親の影から抜け出していく。結局ところ、父親も子供達も、同じように何かに縛られ、囚われ続けていたんだな、と。親子だよねぇ(笑)
子供は親から多かれ少なかれ、なんらかの影響は受けているし、親に対して息詰る閉塞感を感じているんじゃないかと思います。そして、上手くいかなかった時、それを親のせいにしてしまう。親を”親”としてではなく、一人の”人間”として感じた時に、親のせいにしなくなるのかもしれません。それが、親離れってことなんでしょうか・・・。
なーんか、自分でもよくワカラン感想になってしまったような・・・。
そう解釈すれば楽かも~。
え、違うって?? ^^;
その方向を考えると、成長の度合いや個性が感じられるかもしれませんね。
うははは(笑)なるほど。
>藍色さん
そうですね~。そう読めばいいんですね~。
なんか、スッキリしました!
この本は「いつかパラソルの下で美味いビールを飲むような、嬉しい楽しい大好きな日を探して、諦めずに歩いて行こうぜっ!」ってなふうに、都合よく(笑)読みました。
「ラン」は返却日までに読めず、そのまま図書館へ返しちゃったんですよねぇ^^;機会があったら、また借りてこようと目論んでるところです(笑)
なるほど~。そういう読み方もあるんですねぇ!そう思うと、なんだか違った印象の作品になりそうです(笑)